新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

未知の分野を覗いてしまいました

2009-04-30 18:08:55 | ウオーキング
ウロウロ歩いていて、知らなかった世界を覗いてしまいました。

その日も鳥を撮影するためにぶらりと出かけたのですが、人出が多くめぼしい鳥は居ませんでした。

ウォーキングに切り替えて、公園の中の歩いていない小道を歩き回りました。公園の境界の外側の畑の畦を歩き回りました。以前から時々頭上を航空機が通過するのを、気ままに撮影していましたのですが、今日も畑の向こうのブッシュの先から航空機のエンジンの音が聞こえてきます。

暖機運転なのかものすごい轟音が聞こえます。少し離れたところに基地があるのは知っていましたが、畑をウロウロ歩いているうちに基地に近づいていたようです。

畑の中に駐車場があります。多くの車が駐車していました。その隣にかなり広い広場がありカメラをもった百人近い人たちが、上空を見ています。

まったく何もない公園でフェンスで囲まれては居ますが、ベンチが数基だけ、あとは全面クローバーの地面です。

回りを見回して始めて気が付きました。フェンスの南200メートルくらいのところから航空基地です。皆さんは航空機撮影マニアでした。

池で「カワセミ」狙っているカメラマンは、長いレンズを並べています。航空機のカメラマンは長いと言うより、それより短いけれども太いレンズを持って、公園内に三々五々散らばっています。そしてかなりのカメラマンが受信機を携帯しており、イヤフォンで管制塔の交信を聞いているようです。

愉快だったのは、戦闘機なり輸送機の着陸が近くなると、その情報が公園内に一瞬にして広まり、一斉に進入方向にカメラを向け始めることです。

このメリハリが利いていて、航空機が来ない合間には、シートに横になって本を読んでいる人や、仲間同士で情報交換が始まっていました。

航空ファンのHPで基地からの撮影風景は知っていましたが、なるほどこんな事になっているのかと感じました。また、畑の中に忽然とそれも滑走路延長上の位置に公園が整備されているのは、多分何もなければ、周囲の畑に立ち入って農作物に被害を与えるマナーの悪いカメラマンが居るので、それなら公園を作ってしまえと、行政が考えたのではと、想像してしまいました。それが証拠に、駐車場に入れない車が農道にずらりと並んでいました。

面白そうな世界ですが、鳥の撮影も満足に出来ないのにさらにこの上と、今回は対象を増やすのを止めます。

コメント
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