久ぶりに何時ものレンタルショップの出かけました。そこで見つけたのがこの映画です。「宮廷画家ゴヤは見た」に続いて、近世ヨーロッパの宮廷を舞台にした大変重い映画です。(この映画の主な舞台は、スペインの植民地ペルーです)
借りた理由の第一は出演者が豪華であること。ロバート・デニーロ、キャシー・べイツ、ハーヴェイ・カイテル、ガブリエル・バーン、マーレイ・エイブラハム、ジュラルディン・チャップリンです。全員アカデミー賞やゴールデングローブ賞の受賞者だそうです。それだけで物語の信頼性は高くなるのではと。
ジュラルディン・チャップリンは画面で名前が思い出せなくて、この解説ではじめて知りました。大分年をとり父親そっくりになっています。
第二の理由は、原作がピューリツアー賞を受賞した名作だそうです。これも信頼できますね。
第三には、物語がペルーの山奥で起きた事件を現場で目撃した司祭が調べるという、ミステリー風の話だと思ったからです。
物語
18世紀、ペルーの都市リマから離れた山奥の聖地へ続く、サン・ルイ・レイ橋が落ちた。偶然居合わせた5人が不慮の事故で死亡した。
その事故を目撃した聖職者が6年の歳月をかけて、何故あの橋で犠牲者達は、命を落とさねばならなかったかを調査します。
スペインにいる娘を思う公爵夫人と、修道院から派遣された夫人に仕える女。
天然痘にかかった悲劇の女優の、その娘を連れてリマに戻る彼女を想う舞台監督。
兄弟をなくした双子の片方の若者。
この五人の人生を記録し、なぜか神に召されたか報告した調査書が。
ペルーの副王とリマの大司教がキリスト教の教義からの立場から、五人の偶然の死が神のご意思かどうかを調べた報告書を、異端の書として裁いていきます。
「宮廷画家ゴヤは見た」に続いて近世ヨーロッパの宮廷とキリスト教の教義との物語で中々難しい話ですが、最近こんな映画に大変感心があります。
ロバート・デニーロが敵役ともいえるリマの大司教を演じています。でも異端の書という説明が、もう一つ分かりにくく、むしろこの映画は悲劇の舞台女優と彼女を想う舞台監督の純愛映画のような気がします。そして、スペインの貴族に嫁いだ娘に、返事の来ない手紙を描き続ける公爵夫人の一方的な親子愛の映画ともいえます。この公爵夫人はペルーの商人の娘で、ペルーの貴族社会では軽蔑されているのです。
映画を観始めたときはデニーロの裁判での一方的な弾劾が不愉快でしたが、その後登場人物たちのひたむきな人生の生き方に、応援したくなってきます。
もう一度と言わず、何度か観ているうちにその良さが分かってくる様な気がします。実は良い映画何かもしれません。そんな気がします。
何故なのか、発売予定日が7月17日になっています。でもレンタル開始は7月3日です。良く分かりません
借りた理由の第一は出演者が豪華であること。ロバート・デニーロ、キャシー・べイツ、ハーヴェイ・カイテル、ガブリエル・バーン、マーレイ・エイブラハム、ジュラルディン・チャップリンです。全員アカデミー賞やゴールデングローブ賞の受賞者だそうです。それだけで物語の信頼性は高くなるのではと。
ジュラルディン・チャップリンは画面で名前が思い出せなくて、この解説ではじめて知りました。大分年をとり父親そっくりになっています。
第二の理由は、原作がピューリツアー賞を受賞した名作だそうです。これも信頼できますね。
第三には、物語がペルーの山奥で起きた事件を現場で目撃した司祭が調べるという、ミステリー風の話だと思ったからです。
物語
18世紀、ペルーの都市リマから離れた山奥の聖地へ続く、サン・ルイ・レイ橋が落ちた。偶然居合わせた5人が不慮の事故で死亡した。
その事故を目撃した聖職者が6年の歳月をかけて、何故あの橋で犠牲者達は、命を落とさねばならなかったかを調査します。
スペインにいる娘を思う公爵夫人と、修道院から派遣された夫人に仕える女。
天然痘にかかった悲劇の女優の、その娘を連れてリマに戻る彼女を想う舞台監督。
兄弟をなくした双子の片方の若者。
この五人の人生を記録し、なぜか神に召されたか報告した調査書が。
ペルーの副王とリマの大司教がキリスト教の教義からの立場から、五人の偶然の死が神のご意思かどうかを調べた報告書を、異端の書として裁いていきます。
「宮廷画家ゴヤは見た」に続いて近世ヨーロッパの宮廷とキリスト教の教義との物語で中々難しい話ですが、最近こんな映画に大変感心があります。
ロバート・デニーロが敵役ともいえるリマの大司教を演じています。でも異端の書という説明が、もう一つ分かりにくく、むしろこの映画は悲劇の舞台女優と彼女を想う舞台監督の純愛映画のような気がします。そして、スペインの貴族に嫁いだ娘に、返事の来ない手紙を描き続ける公爵夫人の一方的な親子愛の映画ともいえます。この公爵夫人はペルーの商人の娘で、ペルーの貴族社会では軽蔑されているのです。
映画を観始めたときはデニーロの裁判での一方的な弾劾が不愉快でしたが、その後登場人物たちのひたむきな人生の生き方に、応援したくなってきます。
もう一度と言わず、何度か観ているうちにその良さが分かってくる様な気がします。実は良い映画何かもしれません。そんな気がします。
何故なのか、発売予定日が7月17日になっています。でもレンタル開始は7月3日です。良く分かりません