新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「扉は閉めてー鹿が死んでしまうから」

2009-11-11 18:02:22 | ウオーキング
何時ものダムに出かけてみました。とてもよく晴れていたのですが、例のクマ騒動から、何時もの林道はやめて湖畔の水鳥と周辺の草原の鳥たちを狙いました。

鳥たちはあまりおらず、しばらくウロウロするうちに、近くの山に登るハイキングコースの立て札に気が付きました。ダムを見下ろす登り下り1時間半のコースです。もうヒルも出ないだろうと登ってみました。
丹沢は鹿が異常繁殖しており、それがまたヒルの異常繁殖となっているのです。所々に植林したばかりの若木を守るため、2mほどの金網が延々と急斜面に張り巡らされています。

ダム側の東斜面に一面若木が植えられていました。当然フェンスで囲まれています。そのフェンスで囲まれたところに、ハイキングコースが横切っています。
ハイカーが通るところに扉が付いており、針金をよじったいわゆる鍵が付いていました。その針金を解いて扉を開け中に入り、扉を閉じてまた針金を回してからよじって閉めるのです。
うっかりと言いますか、またはだらしないと言いますか鍵を閉めない馬鹿がいるのでしょう。

山奥に行きますと本格的な鹿よけの柵がありますが、そこではこんな面倒くさい扉は無く、人間しか登れない簡単な階段がフェンスを跨ぐように付いています。あるいは、大型の脚立をフェンスを跨いで置いてあります。渡れるのは人間かサルだけでしょう。
ツキノワグマは如何でしょうか。フェンスを強引に押せば破れるかも知れません。

この日は念のため、ザックのポケットから熊よけの鈴を出して、ぶら下げて歩きました。

コメント (2)
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