ＤＶＤ「ディファイアンス」

１０００字を越える原稿を書いたところで、全部消去です。泣きながら書いています。

○○○

しばらく根を詰めていたので今日はお休み。ＤＶＤを借りてきました。００７の新しい主役らしき俳優が載っていたので借りてきました。それともう一つは実話であると言うことです。９月にレンタル開始になった新作です。実話・実録は好きなジャンルです。

【物語】
１９４１年ドイツ軍に侵攻され、ナチス親衛隊と地元警察によってユダヤ人狩りが始まったべラルーシュ（白ロシアです）。両親を殺されたビエルスキ兄弟は森に逃げ込み生きる手立てを模索していました。その噂を聞いて彼らの周りには迫害を受けていた同胞のユダヤ人がつぎつぎに合流してきます。
食料を調達した農民に密告され地元警察に襲撃されさらに逃げ惑います。一方武闘派の連中は闘うことを主張し、ロシア正規軍に合流していきます。
ゲットーから収容者を救出しさらに人数は増えていきます。それぞれの職業を生かして共同体は機能していきます。
彼らはますます有名になり、戦車部隊や飛行機による爆撃を受けますが、森の中を逃げ延びます。終戦時には１２００名の大人数になっていました。

ナチスの大部隊に包囲され沼に追い詰められます。そこでモーゼの古事に習い、全員で沼を渡っていきます。
一方的に迫害を受け続けていたと言う印象がありますが、この映画ではユダヤ人の彼らがパルチザンとなっています。共同体の規律として妊娠の禁止がありました。森の中での移動の妨げになるからですが、その生活の厳しさを感じられます。
ペニシリンが欲しくて地元警察本部を襲撃する話がありますが、雪が沢山降る森の中で彼らは長年どう生きてきたのでしょうか。

ナチスのトラックパトロール隊に襲撃されたり、戦車部隊に包囲されたり、航空機による爆撃と色々攻撃を受けるのですが、ふと思いました。
今パレスチナで装甲車で襲撃したり、戦車で攻撃したりミサイルを打ち込んだりしている国は何処なのでしょうか。
包囲されたときは敵は許さないけど、自分達が包囲するのは許されるのでしょか。

主役のダニエル・クレイグは００７の映画でも以前のイギリスの上流社会の気取ったスパイと異なる印象を持っていましたが、確認すると国籍はイギリスでした。すると先祖にそんな血が混じっているのではと考えてしまいました。
色々考えさせられる映画ですが、ウクライナ地方でこのような実話があったと言う事で驚きました。一見の価値はあります。