新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

猛禽類の死骸を見つけたのですが

2010-01-15 18:02:22 | 里の鳥
今日は鳥の死骸の写真です。気の弱い方は、ご注意ください。

あまりにも天気が良く、いつも通っている水源地の公園に今年初めて出かけました。
寒い所為か鳥の声もあまり聞こえません。
昨年報告しました「ルリビタキ」のいたブッシュにも入り込んでみましたが、静かなものでした。

水鳥が多くいる池にも言ってみました。いつもなら「カワセミ」を狙うカメラマンが大勢いるのに、この池には来ていません。おなじみの水鳥たちが、お客さんのパンの切れ端に群がっていました。

仕方なく池を離れ、周囲に茂る木立の中に入り込みました。散策路から誰かがつけた藪の小道を歩いていると、写真の死骸を見つけました。胴体から脚まで、肉のあるところは綺麗に食べられています。胸の中が空っぽなのが判ります。

黄色い脚と黒い爪で猛禽類の死骸と推定しました。長い綺麗な羽が見えます。1本貰っていこうかとも考えましたが、止めました。死骸ですから丁重にと、そして鳥インフルエンザの件もあります。まず事務所に報告することとし、説明用に撮影をしました。

(このくらい文章を書けば、写真がすぐには見えないでしょうか。続けてもう少し)

公園のビジターセンターに行きまして、猛禽類の死骸を見つけたと報告しました。
係りの男性が出てきたので、写真と状況を説明しました。

そこで第一声が、『解りました、片付けておきます』でした。
猛禽類の絶滅が言われ、保護が盛んになっている状況から、「死因の調査します」とか言ってくれるかと思っていました。

『そんなに簡単事ですか?』と疑問を呈しますと、彼の説明がありました。
『多分これは、カラスに襲われて食べられたのでしょう』と言うことです。
『オオタカなんか、良く襲われていますよ、こんなに綺麗に食べたのはカラスですよ』

帰宅して図鑑で確認してみました。必死で逃げるオオタカの尾羽を引っ張るカラスの写真が掲載されていました。もちろん飛行中のことです。
「猛禽類」の言う名称からの印象から、強い鳥と思っていました。それともカラスが獰猛なのか。また勉強になりました。

もういいでしょうか写真をご覧ください。良く見ると頭部も綺麗に肉が食べられています。2枚目は、その猛禽類の強さを思わせる脚の爪のアップです。


コメント
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