新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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自粛なのか削減なのか

2011-08-01 18:06:25 | 読書
震災後、TVの広告が一斉に消えました。広告主の自粛だったのでした。

さて、私、毎週2冊の週刊誌を購入しています。どちらも出版社系の週刊誌で、週頭と週半ばに各1冊購入しています。どちらも情報量が多く、独自の取材で大変興味深い記事が多いです。特に震災関連はスクラップに記事を集めています。何年後かに読み返すだろうと思ってです。

そんな中、週刊誌の広告が変なのに気が付きました。大手企業の広告がほとんど無くまた以前では絶対掲載されないと思われる商品の広告も出ています。それと、出版社自身の出版物の広告が多数掲載されています。

ある週の週刊誌の広告を分類してみました。有名な週刊誌です。
表2、グ1   あまり聞いたことの無い輸送会社
グ2      新聞社系出版社
本文30    石油会社
本文37    自社出版物の広告
本文49    自社出版物の広告
本文81    自社出版物の広告
本文97    自社出版物の広告
本文113   同業者出版社の出版物共同広告
本文114   同業者出版社の出版物共同広告
本文128   「男のやる気を起こさせる広告」
本文135   「男のやる気を起こさせる広告」
本文140   自社出版物の広告
本文141   自社出版物の広告
本文142   「 男のやる気を起こさせる広告」
本文145   自社出版物の広告
本文148   自社出版物の広告
本文152   自社出版物の広告
グ183   「 男のやる気を起こさせる広告」
表3      薬品メーカー
表4      住宅メーカー

「 男のやる気を起こさせる広告」はここで記述するにはためらうような商品です。1流誌では以前はあまり見かけなかったジャンルの広告です。(想像してください)
それと自社出版物の広告の多さです。かなり違和感を感じています。

もう1誌の方はこれほどの変化はありません。
震災後の定期出版物の読者に変化があるのでしょうか。
発売部数に変化があるのでしょうか。
一般大衆の購買に買い控えが広い範囲で起こっていると企業が判断して、出版物に広告の出稿を控えているのでしょうか。
それとも企業に昔のような、広告に対する元気がなくなったのでしょうか。

それとも、媒体としての紙がこの分野で電子出版に負け始めているのでしょうか。
印刷物で人生を過ごしてきた人間にとっては、とてもさびしい気持ちになります。
今日も肌寒い天気です。

コメント
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