7月1日には書店に並ぶと聞いておりましたので、ターミナルの一番大きな書店に出かけました。発行部数が少ないので、こちらまで本が来るか心配でしたが、1冊残っておりました。嘘か本当かすでに2冊売れたと店員は言っていました。
内容を簡単に紹介するため、帯をそのまま書きます。
【劇的に、国民に知らされ期待されるようになった新資源メタンハイドレート。この建国以来初の自前資源がどう隠され、その壁をいかに突破しているか、今実情がついに初めて現場検証で明かされる。・・・】
著者の青山千春博士は女性海洋学者です。
私たちが最近報道で知ったのは、太平洋の深い所にあるメタンハイドレートです。しかしながら青山博士はすでに1997年に日本海でメタンプルームを偶然発見し、日本近海、特に日本海側に表層型メタンハイドレートが存在することを見つけました。
ただこの存在は学会において大々的に語る事をタブーにされてしまいました。それは、太平洋側で大型予算で大々的に調査が始まった調査を優先し、さらにその予算を確保するために日本海の情報は完全に無視されてしまったのです。
国や東大などから妨害、いやがらせを受けながらもこの研究を続けてこられた青山千春博士が、祖国のためと発表された一冊です。
学者である青山千春博士が筆を抑えられた、日本の官僚や学者さらにそれを応援する政治家たちの嫌がらせの姿を、パートナーである青山繁晴が「長すぎる後書き」でさらに鋭く解説されています。
高額な価格で輸入せざるを得ない石油や天然ガスにとって代わるかもしれない日本の天然資源を、国家戦略で今すぐ採掘しなければならないのです。
太平洋の深い海底から砂交じりのメタンハイドレートを採掘するより、日本海の浅い海底に結晶化したメタンハイドレートを採掘する方がいかに低コストかと言う事です。
青山千春博士がメタンハイドレートを発見した方法は、メタンハイドレートからメタンガスが噴き出しているメタンプルーム状態を、魚群探知機で発見したからです。漁船に搭載されている魚群探知機で簡単に見つけてしまう方法を発見してしまったので、えらい先生方は気に入らなかったのでしょうか。
魚群探知機でメタンプルームの吹き出る場所を特定し、そこにサンプルコアーを落とすと簡単に結晶のメタンハイドレートを採取できるのです。
魚群探知機による発見方法は、日本、アメリカ、オーストラリア、ロシア、韓国、そして中国で特許を取得されているそうです。その使用ライセンス料は一切取らないと宣言されています。その考え方も気に入らない方面があるようです。
学会や通産省や石油業界からの猛烈な妨害や嫌がらせが、次々と登場します。福島事故以来明るみにされた原子力村以上の石油村の実態が書かれています。
日本初の自前の資源を、確実に自前の資源にする為にも早く国家戦略が必要になっていると思います。日本の政治家にその気概があるか、心配です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bb/d139d01700891cd7b2961578e42ef1b3.jpg)
内容を簡単に紹介するため、帯をそのまま書きます。
【劇的に、国民に知らされ期待されるようになった新資源メタンハイドレート。この建国以来初の自前資源がどう隠され、その壁をいかに突破しているか、今実情がついに初めて現場検証で明かされる。・・・】
著者の青山千春博士は女性海洋学者です。
私たちが最近報道で知ったのは、太平洋の深い所にあるメタンハイドレートです。しかしながら青山博士はすでに1997年に日本海でメタンプルームを偶然発見し、日本近海、特に日本海側に表層型メタンハイドレートが存在することを見つけました。
ただこの存在は学会において大々的に語る事をタブーにされてしまいました。それは、太平洋側で大型予算で大々的に調査が始まった調査を優先し、さらにその予算を確保するために日本海の情報は完全に無視されてしまったのです。
国や東大などから妨害、いやがらせを受けながらもこの研究を続けてこられた青山千春博士が、祖国のためと発表された一冊です。
学者である青山千春博士が筆を抑えられた、日本の官僚や学者さらにそれを応援する政治家たちの嫌がらせの姿を、パートナーである青山繁晴が「長すぎる後書き」でさらに鋭く解説されています。
高額な価格で輸入せざるを得ない石油や天然ガスにとって代わるかもしれない日本の天然資源を、国家戦略で今すぐ採掘しなければならないのです。
太平洋の深い海底から砂交じりのメタンハイドレートを採掘するより、日本海の浅い海底に結晶化したメタンハイドレートを採掘する方がいかに低コストかと言う事です。
青山千春博士がメタンハイドレートを発見した方法は、メタンハイドレートからメタンガスが噴き出しているメタンプルーム状態を、魚群探知機で発見したからです。漁船に搭載されている魚群探知機で簡単に見つけてしまう方法を発見してしまったので、えらい先生方は気に入らなかったのでしょうか。
魚群探知機でメタンプルームの吹き出る場所を特定し、そこにサンプルコアーを落とすと簡単に結晶のメタンハイドレートを採取できるのです。
魚群探知機による発見方法は、日本、アメリカ、オーストラリア、ロシア、韓国、そして中国で特許を取得されているそうです。その使用ライセンス料は一切取らないと宣言されています。その考え方も気に入らない方面があるようです。
学会や通産省や石油業界からの猛烈な妨害や嫌がらせが、次々と登場します。福島事故以来明るみにされた原子力村以上の石油村の実態が書かれています。
日本初の自前の資源を、確実に自前の資源にする為にも早く国家戦略が必要になっていると思います。日本の政治家にその気概があるか、心配です。
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