夕方帰宅した時点で室内の温度は35度を超えています。PCの温湿度条件は動作時で温度10度~35度になっています。持論余裕を見ているでしょうが、現実に昔高温で使用し(八王子で39度になった時です)メーカーの工場の技術者に高温でCPUをおかしくしたのを見たのは初めてですと言われた経験を持っています。ですから夏の間は、ブログの更新を涼しくなってからの変更いたします。
さてやっと「メルトダウン・連鎖の真相」を読了しました。まだ1度だけです。かなり重い本です。NHKスペシャルで放送されたものですが、映像で見たものはすぐに忘れてしまいます。これはその時の映像や図版がたっぷりカラーで登場します。
吉田所長が亡くなられた時でもありますし、再稼働の申請が行われた時でもあります。
でもこの本を読みますと、福島第一原発の検証を済まさないで再稼働していいのだろうかと大いに疑問を持ちます。
原発の設計や操作、維持管理、さらに地形的条件などどうしてこんな事がこんな状態で稼働してきたのだろうか。
さらに言いますと、メルトダウンにしたときの国家的危機に際して、対応のお粗末さやそれでもなおつづく縦割りの発想です。
被害に遭われた一般市民の犠牲的なおとなしさの報道ばかりが見えますが、なぜメルトダウンを防げなかったのか、何がそれを邪魔したのか、読んでいてつらく悲しくなります。
色々な問題が紹介されていますが、一つだけ紹介します。
本文300頁近くの中で、最初のわずか30頁の所に紹介されている機器の事です。
IC(非常用復水器)非常時に原子炉を冷却するための装置で、古い概念で作られているが信頼性は高いと言われているそうです。
このICを非常事態と言う事で作動させたのですが、この装置を現実に実際作動させたところを福島第一では誰も見たものがいなかったそうです。
ですから正しく冷却されているか確認できていなく、作動していると思っていたと言う事だそうでした。
何故ならここ40年間ICを試験的に動かすことも、運転開始時の試運転の期間に行われた程度でその後行われていなかったのです。
そんな事例が沢山出てきます。安全神話は、安全なのだから事故が起きるようなことはありえない、だからそのような想定はしなくて良いと言う事になってしまうのでしょう。
このままでは次の事故で全く同じことが起きるのではと、恐ろしくなります。最後の方で、福島の事故を参考にアメリカの事故対策体制の紹介があります。我が国はその体制ができているのでしょうか。その違いの驚かされます。
ぜひ読まれることを勧めます。
さてやっと「メルトダウン・連鎖の真相」を読了しました。まだ1度だけです。かなり重い本です。NHKスペシャルで放送されたものですが、映像で見たものはすぐに忘れてしまいます。これはその時の映像や図版がたっぷりカラーで登場します。
吉田所長が亡くなられた時でもありますし、再稼働の申請が行われた時でもあります。
でもこの本を読みますと、福島第一原発の検証を済まさないで再稼働していいのだろうかと大いに疑問を持ちます。
原発の設計や操作、維持管理、さらに地形的条件などどうしてこんな事がこんな状態で稼働してきたのだろうか。
さらに言いますと、メルトダウンにしたときの国家的危機に際して、対応のお粗末さやそれでもなおつづく縦割りの発想です。
被害に遭われた一般市民の犠牲的なおとなしさの報道ばかりが見えますが、なぜメルトダウンを防げなかったのか、何がそれを邪魔したのか、読んでいてつらく悲しくなります。
色々な問題が紹介されていますが、一つだけ紹介します。
本文300頁近くの中で、最初のわずか30頁の所に紹介されている機器の事です。
IC(非常用復水器)非常時に原子炉を冷却するための装置で、古い概念で作られているが信頼性は高いと言われているそうです。
このICを非常事態と言う事で作動させたのですが、この装置を現実に実際作動させたところを福島第一では誰も見たものがいなかったそうです。
ですから正しく冷却されているか確認できていなく、作動していると思っていたと言う事だそうでした。
何故ならここ40年間ICを試験的に動かすことも、運転開始時の試運転の期間に行われた程度でその後行われていなかったのです。
そんな事例が沢山出てきます。安全神話は、安全なのだから事故が起きるようなことはありえない、だからそのような想定はしなくて良いと言う事になってしまうのでしょう。
このままでは次の事故で全く同じことが起きるのではと、恐ろしくなります。最後の方で、福島の事故を参考にアメリカの事故対策体制の紹介があります。我が国はその体制ができているのでしょうか。その違いの驚かされます。
ぜひ読まれることを勧めます。
