新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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『B1だ、と言ってるじゃないか!』と「バラキ」

2013-07-22 18:02:22 | ショッピング
先日のことです。投票も済ませ、新星堂の3巻3000円が1巻1000円セールになっているのを思い出し、ヨーカ堂に出かけました。
DVD「バラキ」を購入、ついでにいくつか買い物を済ませ何時のも地下駐車場に向かいました。

ビルの中央のダブルのエスカレーターを下りて、地下1階のエスカレーターホールに着きました。
大きな怒声がホールに響いています。携帯でいらだっている怒声です。
みると大柄なそして太った親父です。二人きりでエレーベーターに乗りたくないタイプの男です。その男はしきりと携帯に話しています。

『B1だと言っているじゃないか!』
『エスカレーターを降りて、自販機の前、よく見てみろ!』
『B1のエスカレーターの前だ!』
と怒鳴っています。かなりイラついています。
多分、奥さんと買い物に来て、「お前ひとりで買ってこい」と、自分はここで待っていることにしたのでしょう。
でも買い物を終わった奥さんと、会えないのでしょう。あっちだこっちだともめているのでしょう。

帰りの車は大変ではと心配になります。
地下は冷房が入っていないので、上の階で待てばたくさんベンチもあるのにと思いながら、目を合わせないように横を通り過ぎました。

ホールから地下駐車場に出ました。広大な地下駐車場の中で、私は駐車する場所は決まっています。数台のずれで大体同じ場所に駐車します。
一番北側の端のA列の中央部分です。何気なく車の間を歩いていて、ふと気が付きました。

男の言っている「B1」地下一階のこと。奥さんは、駐車場の位置表示の「B1列」ではないかと。
念のためB1列の中央付近を見てみると、一目で男の弟とわかる大柄で太った若い男が携帯をかけています。横には小さな男の子もいます。
カートに一杯買い物の荷物を積んでいます。

声を出さずに大笑いです。地下1階とB列1をそれぞれ気が付かないのでしょうか。一人でそれぞれを通過すれば気が付いたのかもしれませんが、別の人間が別々に表示を見ていると気が付かないのでしょうか。

もしそれが奥さんなら、御主人の様子を教えてやってもいいのですが、男では。
車に乗って走り出しても、彼は暗い駐車場でまだ立ち尽くして携帯を使っていました。


「バラキ」
コメント
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