新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

「タシギ」ばっかり

2014-02-07 18:02:22 | 里の鳥
先日最時々近出かけている、電車で1時間強の公園に出かけてみました。自然が残っている里山ですが、言い換えればよくありがちな、開発がしにくい窪地の多い丘陵地のこうえんなのです。大規模に開発してしまえば使い道はあるのですが、このまま昔の風景を残そうとされているのです。

遊歩道を歩いておりますと左手に丘陵地の続きでブッシュがあり、手前には湿地が広がっています。そして柵にある遊歩道です。湿地を見下ろす環境です。

よく見ると3羽の「タシギ」が出てきており、頻りに餌を探しています。木々の葉が降りていて午前中の日差しがそそいており、撮影にはまずまずです。
遊歩道にはカメラマンが数名並んで撮影しております。散策途中の方々もデジカメで撮影している様子です。

私も並んで撮影を始めました。人になれているのか、餌に夢中なのか湿地をどんどんこちらに近づいてきます。


尾羽の数も注目ポイントだそうです。





長い時間のお出ましで、撮影が飽きてしまうほどです。手持ちの撮影ですから、ベストショットを狙うのも手が疲れます。そして結局ベストを逃します。

帰途の電車の中で落ち着いて考えますと、何か違和感があります。
自然の中でブッシュから出てきた鳥を撮影するのですからうれしいのです。
が、まるで柵越しに動物園で動物を撮影しているようです。
私がよくいく水田では、遠くの向こう側の畔にしか出てこなくて小さくしか撮影できません、ですからこの状況は贅沢な反応です。
さらに言うならば、第一希望の「ヤマシギ」は、この日も見られなかったのですから。
でも、ちょっと。さらに考えますと、もし柵が無かったら、マナーの悪いカメラマンがづかづか湿地に入り込むかもしれません。
柵がある事で、お互い並んでけん制できているのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする