今朝から雪です。今のところ先日のようなことはありませんが、あす未明まで続くと言う事ですからひょっとして先日並みになりかも知れません。関東山間部で40センチだと言っています。平野でも20cmだそうです。
そんなことですから本日は、DVDを紹介します。先日買いこんでいた「北京の55日」です。新星堂の女性店員は知らなかったです。仕方ないですね、1963年製作ですから50年は経っていますから。
物語】
1900年中国清朝の末期、緊張に勢力を広げようとする欧米の列強各国とキリスト教徒を排斥しようとす民族蜂起がおこり、武装した「義和団」が結成され、外国人を標的に暴徒化し北京に押し寄せてきました。清朝の権力者西太后はこの際外国勢力を一掃しようと画策をします。
ついに「義和団の変」が勃発、日・米・英・露・仏・豪ら11か国からなる僅か500名の連合軍の、過酷な55日を描いています。
各国の救援の軍隊が55日目に到着するのですが、当時若かった私はその救援に感激し涙ぐんだものでした。単に騎兵隊が駆けつけたと同じ事でした。
世界情勢や、列強の国々のごり押しなど全くその辺の事情を知らなかったからです。チャールトン・ヘストン主演の西部劇の大型版くらいの捉え方でした。
総勢6500人のエキストラの戦闘シーンや半年をかけたセットなど、当時続けざまに公開された「ベンハー」や「クレオパトラ」などと同じように大スケールの歴史スぺクタルとしてみていました。
CGなど使っておらず戦闘シーンは迫力があります。
しかしながらハリウッドの製作ですから、アメリカ目線での映画になっています。ラストで部下の混血の娘をヘストンがアメリカに連れて帰るところなんて、当時のアメリカの人種差別を考えると少女の未来を悲観せざるを得ません。
そんな情勢下でも、各国の外交官の上流社会の豪華なパーティーやきらびやかな将校の軍服を見ると、大いなる疑問を感じてしまいます。
日本の駐在武官として伊丹十三が出演しています。チョイ役ですがどうも史実では日本軍が活躍したようです。
それから主だった中国人を外国人が演じておりまして、全員英語を話します。
当時主役級の名優の何人かが好きでしたが、渋い脇役としてなぜなのかデヴィッド・ニーヴンも好きな俳優でした。「ナバロンの要塞」に出演していたと思います。
今見直すと近代史が舞台ですので、まだまだ生々しいです。スぺクタル劇としては、「ベンハー」や「クレオパトラ」の方が単純に楽しめるような気がしてしまいます。

14日の原稿を差し替えました。
そんなことですから本日は、DVDを紹介します。先日買いこんでいた「北京の55日」です。新星堂の女性店員は知らなかったです。仕方ないですね、1963年製作ですから50年は経っていますから。
物語】
1900年中国清朝の末期、緊張に勢力を広げようとする欧米の列強各国とキリスト教徒を排斥しようとす民族蜂起がおこり、武装した「義和団」が結成され、外国人を標的に暴徒化し北京に押し寄せてきました。清朝の権力者西太后はこの際外国勢力を一掃しようと画策をします。
ついに「義和団の変」が勃発、日・米・英・露・仏・豪ら11か国からなる僅か500名の連合軍の、過酷な55日を描いています。
各国の救援の軍隊が55日目に到着するのですが、当時若かった私はその救援に感激し涙ぐんだものでした。単に騎兵隊が駆けつけたと同じ事でした。
世界情勢や、列強の国々のごり押しなど全くその辺の事情を知らなかったからです。チャールトン・ヘストン主演の西部劇の大型版くらいの捉え方でした。
総勢6500人のエキストラの戦闘シーンや半年をかけたセットなど、当時続けざまに公開された「ベンハー」や「クレオパトラ」などと同じように大スケールの歴史スぺクタルとしてみていました。
CGなど使っておらず戦闘シーンは迫力があります。
しかしながらハリウッドの製作ですから、アメリカ目線での映画になっています。ラストで部下の混血の娘をヘストンがアメリカに連れて帰るところなんて、当時のアメリカの人種差別を考えると少女の未来を悲観せざるを得ません。
そんな情勢下でも、各国の外交官の上流社会の豪華なパーティーやきらびやかな将校の軍服を見ると、大いなる疑問を感じてしまいます。
日本の駐在武官として伊丹十三が出演しています。チョイ役ですがどうも史実では日本軍が活躍したようです。
それから主だった中国人を外国人が演じておりまして、全員英語を話します。
当時主役級の名優の何人かが好きでしたが、渋い脇役としてなぜなのかデヴィッド・ニーヴンも好きな俳優でした。「ナバロンの要塞」に出演していたと思います。
今見直すと近代史が舞台ですので、まだまだ生々しいです。スぺクタル劇としては、「ベンハー」や「クレオパトラ」の方が単純に楽しめるような気がしてしまいます。

14日の原稿を差し替えました。