新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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新緑噺②初見「ジムグリ」と花粉「モミの木」

2015-04-17 18:02:22 | アウトドア
本日の記事には、蛇のアップの画像があります。苦手な方はご注意ください。

さて鳥撮の成果もなく、長い長い林道を歩いて駐車場に戻ります。最後の最後は200mほどの上り坂です。これがうんざりです。
左側のくぼ地は広い駐車場、右手は崖です。ただ下を向いての上りです。そう言えば先ほど県の土木のライトバンが巡視を終えて出ていきました。

ふらふらしながら歩いておりますと、目の前に長いものがあります。数年前にも同じように、踏みつける寸前にマムシを見つけております。
一瞬で目が覚め1っ歩下がりました。まったく模様のない薄茶色の70cmくらいのヘビです。

昨日まで雨でしたから、日光浴でしょうか。でも端から直角に体を伸ばして、よく無事でした。先ほどのライトバンに轢かれているかとよく見ましたが、少し太めの扁平な体は傷もないようです。

こんな具合です。

私が撮影をしていてもこのままです。かま首の角度も変えず体も動かしません。
模様がないのでとりあえず「マムシ」や「ヤマカガシ」ではありません。「アオダイショウ」や「シマヘビ」でもないようです。

顔にわずかに模様が見えます。アップで撮影。


なにかとてもおとなしく、かわいいと思えるヘビです。触ってみたくなりましたが、念のため止めておきました。

ここから5分のところのビジターセンターに寄りました。
若い女性の職員がおりましたので、モニターを見せて名前を訪ねてみました。

『いいヘビですよ。私の好きなヘビです』と言うではありません。
名前は「ジムグリ」。両生類・爬虫類の図鑑も4冊持っています。さっそく調べてみました。
ジムグリは胴がやや太めで、尾もシマヘビより短い。体背面は淡黄かっ色または赤かっ色である。
丘陵から山地の林にすみネズミや食虫類などの小哺乳類を捕食する。
性質はおとなしく、もっぱら農林業に被害を与える動物をとらえる有益なヘビ【日本の両生類・爬虫類、小学館】
飼ってみたくなりました。

職員に礼を言って駐車場に戻ると、車に一面の花粉です。見慣れた細かい黄粉上の花粉に交じって大きめの白い花粉がついています。数が全然少ないです。
撮影してみましたが、うまく撮影できません。見たことありません。



点在する白い花粉です。
もう一度ビジターセンターに戻って先ほどの職員に聞いてみました。
どうも「モミの木」の花粉のようです。スギやヒノキに比べると数倍大きな花粉で数は少ないようです。
このビジターセンター周辺には、名物のクリスマスツリーを飾るモミの木の巨木が数本立っています。
木のところに行って、花粉を落としてみてはと言われましたが、とんでもないと断りました。

モミの木の花粉は粒子が大きいので、花粉症にはならないそうです。
帰宅後花粉症を調べてみましたが、やはり花粉症の対象樹には挙げられていないようです。
画像を撮り直そうと思いましたが、うっかり洗車してしまいました。

この日はいろいろおもにろいことがたくさんありました。「スギタニルリシジミ」や「ジムグリ」や「モミの木の花粉」でした。
世の中知らないことだらけ。勉強になります。
コメント
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