まるみのあっちこっち巡り

ー32,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

映画 マジカル・ガール

2016-04-19 13:48:51 | 映画(劇場鑑賞)
日本のサブカルに精通する1980年生まれのカルロス・ぺロムト監督。
日本は第二の故郷と思うスペイン人の彼が作った作品が、
気になって足を運んだ映画です。

まるみがスペインを旅したのが1997年7月のこと、
当時大ブームとなっていた初代「たまごっち」がスペインで販売。
日本でもなかなか手に入れるのが難しかった頃なので、
友人のために買って帰ろうかと思いました。

日本での発売も1996年11月だというのに、
バンダイもスペインもスゴイなと強烈な印象として残っています。
日本のカルチャーは、世界の人に多きな影響を与えていると
感じることが多い今日この頃です。

最近、映画館へ行く回数が減少してしまったのは、
飽きてしまった感じがあったからです。
でも、この映画は何とも興味深い作品でした。

展開が読めない、説明するようなシーンもセリフもなく、
見ていくうちになるほどと思うような
パズルを解くような感覚を覚えます。

12kmのウォーキングの後のランチで満腹、
眠気もどこへやら映画に夢中になりました。

白血病で余命わずかな12歳の少女アリシアのハンドルネームはユキコ、
日本のアニメ「魔法少女ユキコ」の大ファンという設定。

アリシアの願いはコスチュームを着て踊ること。
そのテーマ曲が長山洋子のデビュー曲で、
「春はSA-RA SA-RA」
覚えていない!)

その夢を叶えようと失業中の父親がとった行動が、
心に闇を抱える女性バルバラ、訳ありの元教師ダミアン、
出会うはずのなかった彼らの運命が…

愛は運命を狂わせてしまうのです。

勇敢とも無謀とも思える何事にも極端なスペイン人の
国民性も垣間見ながら日本のサブカルも加わり、
予想不能、実に興味深い脚本、見逃さないで良かったぁ。

監督・脚本:カルロス・ぺロムト
出演:ホセ・サクリスタン、バルバラ・レニー、
ルイス・ベルメホ、ルシア・ポジャン
2014年/スペイン/127分

新所沢レッツシネパーク

2016.4.13
コメント