仙台の北東、波静かな海、
松島海岸にある奥州随一の禅寺、
400年の風雲を経て重厚感漂わせる
国宝名刹の瑞巌寺。
今に伝わる桃山文化(桃山建築)の
本堂などの国宝建築を含む伽藍は、
伊達政宗の造営によるもので、
伊達家の菩提寺です。
境内に静寂な闇が広がり始めた頃、
明かりが灯され赤や黄色に染まった
紅葉が姿を現していきます。
渡された提灯を手に暗闇に包まれた
境内を散策していきます。
提灯の優しい光にも癒されるようです。
通常拝観とは異なり、光と音が織りなす
神秘的な空間で本堂内部にも入ることができ、
黄金色に輝く襖を堪能したり、
参拝することもできます。
伊達政宗公が愛したと言われる
松島湾から望む艶やかな月をイメージした
光と音の演出が、見頃を迎える紅葉とともに
荘厳な世界に彩ります。
瑞巌寺を訪れるのは久し振りですが、
ライトアップされた境内は、
印象があまりにも違っていて、
戸惑ってしまいました。
宮城県松島町松島字町内91
2023.11.3
にほんブログ村