巨匠指揮者ダニエル・バレンボイムが率いる
中東の障壁を打ち破ろうと設立したオーケストラ
「ウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」がモデルの
映画 「クレッシェンド 音楽の架け橋」。
敵対するパレスチナとイスラエルのオーケストラ、
コンサートまで21日間の合宿の行方は・・・。
涙腺崩壊!
替えのマスクは持ち歩いていますが、
マスクの中が大変な状態になるのでした。
平和を祈るコンサートを行うという企画は、
テロ攻撃や報復の連鎖で敵対し合う彼らにとって、
相手を許す、受け入れることは容易ではなく、
パレスチナ・イスラエル問題は根深い。
どうにもならない事もある中で、
音楽により生まれた小さな共感を積み重ね、
心の壁を溶かしていくしかないのです。
言語は違っても楽譜は世界共通。
マエストロの言う言葉は私自身にも響きました。
「待つんじゃない、自分から一歩踏み出せ」
ラヴェルの「ボレロ」は好きな曲の一つですが、
この曲を聴く度にこの映画を思い出すことになりそう。
監督:ドロール・ザハビ
脚本:ヨハネス・ロッター/ドロール・ザハビ
出演:ペーター・ジモニシェック/ダニエル・ドンスコイ/
サブリナ・アマーリ
2019年/ドイツ/112分
ヒューマントラストシネマ有楽町
2022.2.18
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