飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

雪迎えの撮影に成功 

2008-11-14 20:02:34 | ロマン飛行(romance of flying )

「081113.jpg」をダウンロード 実は昨日11月13日、私は山形まで「雪迎え」を見に行ってきました。

雪迎えとは、小さなクモがいっせいに飛び立つ現象で、日本では山形県南陽市を中心にしておこるものだけと言われています。

山形県南陽市。そう、皆さんが良く知っている十分一エリアです。

雪迎えは、十分一エリアの白竜湖を中心にごくまれに起こります。実は私はこの6~7年、この雪迎えを毎年追っかけていました。

私が「雪迎え」を追っかけ始めた理由は、一冊の本との出会いからです。

その本は錦三郎著、「空を飛ぶクモ」という本です。

私はこの本を読み、たちまち「雪迎え」の虜になり、毎年ひたすらこの季節になると天気図とにらめっこしていました。

その会あって、とうとう昨日、雪迎えを目撃できました。その写真を添付します。

雪迎えがあった場所は、南陽市ではなく、実は米沢の近く小野川温泉。この温泉の川上側1キロくらいの区間にだけ、2時~3時くらいにかけ発生しました。

実際はもっと多くのクモの糸が見えていましたが、いかんせん、通常のデジカメではそれを映し出せず、くやしい限りです。

学術的にも貴重なものと思います。

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星の王子様 その8

2008-11-14 19:35:05 | ロマン飛行(romance of flying )

「かんじんなことは目に見えない」

まったくその通りなのであるが、しかし、そのことが理解できていない人が今の世の中多すぎると思う。

人を愛する気持ち、夢を持つことなど、目に見えていないことは、実は、生きる原動力と言ってよい。

これがあるからこそ、人は頑張れ、明日を夢見て生きていける。

愛する人がいるからこそ、その人にために頑張る事ができ、夢を持っているからこそ、今を頑張る事ができるのである。

実は、かんじんなことは目に見えていないことの方なのである。

まだ、ピンと来ない方は、分かりやすいようにお金を例にして、このような言い方も出来る。

いま、目の前に1000万円あるとする。このお金を大金と思うだろうか?それともたいした金額ではないと考えるだろうか?

1000万円に頼り、仕事をしなくなってしまった場合、おそらく節約しても3~4年でこのお金を使ってしまうであろう。計算してみれば分かることである。

しかし、自分に守るものがある、つまり愛を持っていたり、また、かなえたい夢がある場合、人はその目的に向かって、一生頑張る事ができる。つまり、一生人のために働き、結果、生活に困ることがなくなるのである。

さて、このとき、この人はいったい一生の間にいくらのお金を稼ぐだろうか?

例としてお金で説明したが、人を癒してくれる愛、元気をくれる夢や希望と言ったものは、その人にとって何にも勝るエネルギーとなり、明日への活力となってくれるはずである。

このことが一番大事なのである。

おそらく、サンテックはレオンに自分の妻コンスエロのことについて悩みを打ち明けていたのだろう。

そんなサンテックに対し、レオンはいろいろと親身になってこたえてあげ、その中でサンテックは「かんじんなことは目に見えない」と悟ったのだろう。

そして、その思いをレオンにどうしても伝えたかったため、「星の王子様」を書いたに違いないとわたしは考えている。

この童話ははっきり言ってかなり手強い。

うわべに目をとらわれず、自分の心を純粋にして、自分を高めてから読まないとなかなか理解できない童話である。

更に、このときの歴史背景も加わってくるからなおさらである。

もしあなたの本棚の片隅にこの本があったら、もう一度読み返して欲しい。

また、違った解釈が生まれていたら、嬉しい限りである。

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