しばらく、ハング以外の方向にいってしまいましたが、今回から再び戻ります。
さて、男のセーフティーノーツその1はハングチェックに関して。
皆さんはハングチェックはもちろんしていますよね。
テイクオフ前は、誰かに手伝ってもらってハングチェックすることはもはや常識。基本中の基本です。
しかし、このハングチェックもやり方を間違えてしまっては何にもなりません。
ハングチェックはただぶら下がるだけでなく、ちゃんとやり方があるのです。
まずハングチェックは、本人とそれをサポートするもの必ず二人でやることが基本です。
なぜならば、本人が気づかなかったミスをサポートの人に見つけてもらう目的があるからです。
ですから、サポートをしている人は、必ず声をだし、「カラビナ、ロックOK! ライン絡まりなし!」とチェックして下さい。
本人がぶら下がっているから大丈夫!などと絶対に安心しないで下さい。
私の知人だけでも、スプレッターバーにカラビナをかける、スイングラインに巻いたビニールテープにカラビナをかける。などで二人も命を落としています。
サポートする人は、しっかりカラビナの状態を確認しなければ、意味がありません。
そして、チェックを受ける本人も、ぶら下がりながら必ずレッグストラップのかけ忘れがないか、触って確認することが必要です。
ハングチェックだけでは、レッグストラップのかけ忘れをチェックできないからです。
ハングチェックで大事なことは、とにかくお互いに声を出してチェックしていくこと。
これを習慣化してしまえば、フックアウトという基本的、且つ、重大なミスを大幅に少なくすることができるはずです。