欧米の高級ストーブをストーブ屋さんに発注した場合、だいたい100万~150万くらいになります。
実はこの価格のうち、ストーブ本体の価格は1/3、煙突もほぼ同額で1/3くらい。残りの1/3は何かというと、炉台と設置工事、そしてアフターフォロー料になります。
ここでアフターフォロー料について説明します。
薪ストーブは、そのイメージの良さから多くの方が購入を考えられます。
しかし、実際には、まず火をつけるだけでも一苦労‥。
上手く火がついて後も、まずは2次燃焼が起こる温度まで上げなければならず、薪のくべ方、空気量の調整等が必要です。
更に、2次燃焼に到達しても、ベストな空気量に調節しなければなりません。
面倒なのは、ストーブの温度管理だけではありません。
ストーブ本体も通常の使用でガスケットが取れたりしますし、煙突もクレオソートが垂れてきたり、使い方がまずいと、煙の逆流も起こるかもしれません。
このように、とにかく面倒で、薪ストーブ初心者の方はなかなか一人ではうまく焚けないのです。
それをプロとしてサポートするのがアフターフォロー料になるわけです。
何も薪ストーブのことが分かっていない方は、やはりこのアフターフォローなしでは快適な薪ストーブライフを送ることは難しいでしょう。
逆にいうと、薪ストーブ屋さんがこのようなサービスをしてくれるからこそ、みんなが安心して薪ストーブを楽しむことができるのです。
実は、ホンマの薪ストーブは、このようなプロの方の直接のサポートを省いてしまうことにより、より低価格にしているのです。
もっとも、ストーブ屋さんによっては、ホンマ薪ストーブを積極的にサポートしているところもありますが、残念ながらいまのところはかなり少ない状況です。
そして、ネットによる販売を主体として、薪ストーブを高額にしている理由の一つを省いて低価格を実現しているのです。
そのため、もしホンマ薪ストーブを購入する場合は、ご自身がしっかり薪ストーブについて勉強し、プロのサポートなしでも薪ストーブを使いこなせるようにしておかなければなりません。
こう書いてしまうと、なんだか大変なようですが、ホンマ製作所さんはしっかりしたマニュアルをご準備されており、実は私もバーモントの薪ストーブをセルフビルドで設置する際に、ずいぶん参考にさせていただきました。
更にホンマさんはちゃんとお客さま相談窓口もご準備されており、メールを主体としたやり取りになってしまいますが、ちゃんと対応していただけ、更にやる気があれば、直接新潟の工場へ行けば丁寧なサポートを受けることができるそうです。