私と「飛電」は、ママチャリの最もふさわしくない霞が関を進む。
某国立大学の法学部にあっさり入学したが、公務員になろう!とはあまり考えたことがなかった。
私が宮仕えに向かない人間であることは十分わかっていたためだ。
というわけで、霞が関はママチャリ「飛電」はもちろんのこと、私にとっても初めての地であった。
こうなると私はただの観光客と化す。
まずは文部科学省&文化庁。
こちらは旧文部省庁舎【国指定登録文化財】で、昭和9年(1933年)に建てられたもの。
現在は文化庁がこの庁舎に入っており、文科省はこの奥にある合同庁舎に移っている。
次は財務省、そして財務省・国税庁庁舎。
霞が関の省庁の中では庁舎が複数に分かれていることが多いが、財務省はこの1棟のみ。
意外なほど警備があっさりしているような。
財務省の向かい、経済産業省。
こちらの建物は経済産業省本館。
前2省と比べるとガードが堅い印象。というのも・・・
わけのわからん輩が付近に陣取っているからなぁ。
日陰のソーラーパネルが失笑を誘う。
もう少し皇居方向に進み・・・
お次は外務省。
通りから玄関までの距離が遠い外務本省庁舎。
他国の外交官の安全を配慮して、玄関口まで公用車でドアツードアができるようになっているのか。
省庁再編でできた大きな官署・総務省。
(総務省=旧総務庁(旧総理府)+旧自治省+旧郵政省+消防庁など)
こちらは中央合同庁舎第2号館で、中に総務省と国家公安委員会(内閣府)が入っている。
公安当局は「脱」の輩を公道不法占拠で排除できないのだろうか?
届出かなんかがあってデモ扱いになっているのだろうか?
桜田通りを進んでもうすぐ皇居というところ。
皇居にいちばん近いところに構えるのは、通称「桜田門」と呼ばれる警視庁、そして法の執行を担当する法務省。
ひときわレトロな建物は旧法務省本館(赤れんが棟)【国指定重要文化財】で、明治28年に完成したもの。
現在は法務資料館となっており、法務省は赤れんが棟の裏手にあるビルに入っている。
桜田門【国指定重要文化財】が見えてきたところで、桜田通りは内堀通りに合流。
ちいさな官庁訪問はこれにて終了。