本拠地を出発してから約2時間。
途中の野田市内でゆったり朝食をとったため、
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ミュージアムパーク茨城県自然博物館に到着したのは正午前でした。
ここの博物館は本館の屋内展示と、広大な敷地を誇る野外施設とに分かれています。
入館料は、屋内野外のセットで740円です。
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この日はやたらと「サメ展」推しの博物館。
こういった企画展をやっているときは740円で、そうでないときは530円となっているそうです。
そして・・・翌日の茨城県民の日(11月13日)は、入館料が無料になっていたのでした・・・。
カネの話は置いといて、いざ、入館!
最初の展示は、いきなりの大物です。
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マンモスの化石・・・でかい。
大きさは5メートル超。
マンモスは象に毛が生えたやつ、というふうに認識していた私は、ただただその大きさに驚きました。
案内板を見ると、このマンモスは松花江マンモスというそうです。
「まつはなえ」? ではなく、普通に音読みして「ショウカコウ」。
中国の内モンゴルで出土されたそうです。
よくよく案内板を見ると・・・(複製)とありました。そりゃあそうでしょうね。
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その次はマンモスよりさらに大きい、恐竜です。
モンゴルのゴビ砂漠で発見された、ヌオエロサウルスというそうです。
推定体重は約60トン、体長は25メートル超、高さも10メートル超だったようです。
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大きすぎて、2フロアにまたがっています。
全貌を拝見するのは、1階に下りてからということになりますね。
思えば、私はこのような科学博物館に来たことがありませんでした。
恐竜の骨格とかの展示は、この日はじめて目にしたのです。
この博物館を教えてくれた女王様に、私は心からお礼を申し上げたいです。
第1展示室は、「進化する宇宙」をテーマとしています。
さまざまな銀河、太陽と太陽系の惑星などの特徴や、宇宙空間の環境などについての展示が常設されています。
・・・あれれ? 女王様の歩みが早い?
せっかくだからゆっくり見ればいいのに、とは思いましたが・・・
科学に疎い女王様らしく、ここのコーナーは小難しいから飛ばしてしまうのだそうです。
「隕石を持ち上げよう」の展示だけで、私もこの部屋を出てしまいました。
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ぬおおおおー!?
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ダンクルオステウスの模型でした。
古生代、デボン紀後期(約3億8000万年~3億6000万年前)に生息していた魚類の祖先です。
体の前半分は硬い骨性の板で覆われていました。
あごが発達しており、当時の生態系において頂点に君臨していたといわれています。
骨格は化石になりにくい軟骨でできていたとされ、体の後半分の情報はほとんどないそうです。
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ダンクルオステウスが泳ぐ古生代の海底トンネルをくぐって、次の展示室へ。
第2展示室のテーマは、「地球のおいたち」です。
この展示室では、地球をつくる岩石・鉱物や大地の様子とともに、さまざまな動物・植物の進化・移り変わりを紹介しています。
この日の翌日、11月13日に地質学においてチバニアン(千葉時代)の名称が誕生する見通しというニュースが流れましたが・・・
11月12日に博物館を訪れた我々はそのようなことは知る由もなく、また女王様の興味を惹かなかったことから、前半部分はほぼスキップ。
生命が登場する先カンブリア時代。
生命が飛躍する古生代・・・はすっ飛ばして、
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恐竜がわが世の春を謳歌する中生代へ。
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こちらの恐竜、なんと動きます。
さらに、おたけびを上げます。
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あまり動きのない四足歩行の恐竜はトリケラトプス。
それを襲わんとしている二足歩行のティラノサウルス。
・・・なのですが、実際の大きさはもっとあったようです。
トリケラトプスが体長約9メートル、ティラノサウルスは約11メートルで、この博物館のスペースじゃ置くことのできない大きさを誇ります。
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それでも、小さな子供をおびえさせるには十分な迫力です。
博物館のミニチュアですらこれですから、実物に遭遇したらとても逃げられないでしょう。
今の世の中が「ジュラシックパーク」じゃなくてよかったです。
現在の恐竜は、よく見ると羽毛が生えています。
かつて子供のころ図鑑で見た恐竜は、ワニのように硬い皮膚で覆われていたように記憶していますが・・・
「恐竜は爬虫類ではなく鳥類が進化したもの」という、現在の学説が反映されているようですね。
大地の支配者であった恐竜は、6500万年前に絶滅してしまいます。
中生代から新生代・・・
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一気に時は流れ、ヒトの誕生へ。
まず、二本足で立ち上がり・・・
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地上に降り、道具を使うようになりました。
たぶん、アウストラロピテクスでしょうか。
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ホモ・エルガステルという原人。
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われわれホモ・サピエンス・サピエンスの祖先にあたるクロマニョン人の登場をもって、第2展示室は〆となります。