水上温泉ふれあい交流館で日帰り入浴をした私は、JR水上駅へと歩いていました。
通りの横を駆け出していく機関車。
この日に走る臨時列車・SLみなかみ号です。
こういう機関車を条件反射的に撮ってしまうあたり、私も「鉄の者」の血が流れているのでしょうか。
※現在は「SLみなかみ号」ではなく「SLぐんま・みなかみ号」として運行されているようです。
JR水上駅に到着。
駅舎の頭上にかかる、怪しげな雲・・・余計な散策は控え、駅でじっと待つとしよう。
対面の土産物屋で何も買うことはなく、
帰りの電車を待ちます。
今度の電車は、15時53分発 上越線 普通電車 高崎行きです。
上りの電車は1時間に1本の割合で発車しますが、下りはなんと1日にたったの5本。
関東地方屈指の地獄表が、この水上駅には存在するのですね。
※「地獄表」 みうらじゅん氏の造語で、はまったら地獄のように出られないほど本数の少ないダイヤの時刻表をいうそうです。
高崎行きの電車に乗り込み、水上駅を後にします。
ゲリラ豪雨、ついに襲来!
打ち付ける豪雨に耐えながら、電車は南へひた走ります。
そして沼田駅付近・・・
続日本100名城・第138番、沼田城攻略!
同時に小中城(利根郡片品村)も攻略し、
矢沢頼綱さんを家臣に加えました。
頼綱さんは真田頼昌の三男で、幸隆の弟、昌幸の叔父にあたります。
兄の幸隆とともに武田信玄に仕え、岩櫃城の攻略、沼田城の攻略を指揮したといいます。
沼田城の城代に任じられてからは北条氏邦などの侵攻を撃退し、真田の沼田領を固守し続けました。
そういう経歴もあって、知行は1万石ですが能力値はなかなか高めですね。
沼田城に登城したのに「城攻め」を忘れるというミスをしましたが、なんとか挽回できたようですね。
利根川とともに、南へ。
綾戸ダムを通過。
16時30分、渋川駅に到着。
先に水上駅を発ったSLみなかみ号が待避線に入っています。
渋川駅でSLを置き去りにして、電車は進んでいきます。
鉛色の雲は、赤城山の方へ向かっています。
前橋市内に入り、青空が見えてきました。
電車は豪雨の中を駆け抜け、ついに雨雲の下を脱出したようですね。
心なしか、向こうの群馬県庁舎も美しく見えますね。
水上から約1時間、
16時56分に高崎駅に到着しました。
この先は「城攻め」も完了しているので、淡々と進みましょうか。
高崎駅からは、16時59分発 高崎線 普通電車 上野東京ライン・東海道線直通 小田原行きに乗車。
なんと群馬県の入口から、神奈川県の西の方まで乗り換えなしでいけるのじゃ、便利な世の中になったものよのぅ。
18時48分、上野駅に到着。
18時54分発 常磐線 快速電車 勝田行きに乗り込んで、
19時25分、旅の終着地・柏駅に着きました。
今回の画は南口の駅看板にしてみましたが・・・ブレてしまいました。
【今回の乗車記録】
JR東日本 水上駅 1番線 15時53分発
■上越線 普通 高崎行き 4両
高崎駅 8番線 16時56分着
高崎駅 7番線 16時59分発
■高崎線 普通 上野東京ライン・東海道線直通 小田原行き 10両
[JU02] UEN 上野駅 7番線 18時48分着
[JJ01] UEN 上野駅 10番線 18時54分発
■常磐線 普通 勝田行き 15両
[JJ07]柏駅 4番線 19時25分着
*所要時間 3時間28分(移動時間 3時間19分 乗換時間 9分)
*移動距離 189.6km
*運賃 18きっぷ使用(使用しない場合、IC運賃 3,024円)
駅前でラーメンを食し、女王様のもとへ戻りました。
今回の貢物はコチラです。
さっそく開封♪
吉本ばなな女史のメッセージカードとともに、まさに樫の木のごとく身の詰まったバウムクーヘンが登場。
ひっ、ひぃぃ・・・
卓上に置いてあったのは、この日に新調したというパン切り包丁です。
おおぅ、バウムクーヘンを割くになんぞ大包丁を用いんや・・・