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山登りに向かおうか・・・・・・。
その前に、
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天球丸に立ち寄りました。
鳥取藩初代藩主・池田長吉の姉・天球院が晩年に居住していた場所だったために「天球丸」の名がついています。
天球院は、若桜鬼ヶ城の城主で若桜藩主だった山崎家盛の正室でした。
慶長19年(1614年)家盛が亡くなり、その後を継いだ家治が側室の子であったからなのか、天球院は若桜鬼ヶ城から鳥取城に移り住み、余生を過ごしたそうです。
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標高51メートルの天球丸からの眺め。
かつての三ノ丸には、現在は鳥取西高校や鳥取市立武道館があります。
そしてその先には、鳥取県庁の本庁舎も建っています。
鳥取城の目の前に、鳥取市の中心街が広がっているんですね。
天球丸の足元には・・・
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天球丸のシンボル、そして鳥取城のシンボルともいえる巻石垣【復元】があります。
文化4年(1807年)ごろ、天球丸の石垣に孕みと呼ばれる出っ張りが現れ、崩落の危機が生じました。
このとき河川の堤防や港の突堤に関わる職人が集い、角のない丸いかたちの石垣を造成して崩落を防いだのだそうです。
敵兵が上り攻めてくるのを防ぐためにある石垣ですが、これは明らかにその目的に反している構造です。
巻石垣が造られた時代がいかに戦乱から程遠かったか、想像に難くありません。
先ほどの分岐路に戻り、
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山上ノ丸へ、いざ参らん!
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注意! クマ出没?!
ええっ、こんなところにクマが出るの?!
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ここって、鳥取県庁の裏山ですよ・・・?
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先に歩いているおじさんもいるし、大丈夫でしょう。
おじさんの後をつけていけば比較的安全に進めます、多分。
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石垣で構成されている、なんらかの曲輪。
それよりもまずは、山登りを優先。
先にいるおじさんに遅れないように、山道を進んでいきます。
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初っ端から岩肌を上ります。
いかにも山登り!といったところです。
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なかなかに険しい道。
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まずは一合目。
鳥取城の山道は、一合目から九合目まで順番に立札が据えてあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/aa/ee18b6f08b9bc6b299dbad7d5b24b51f.jpg)
二合目。
前を往くおじさんがなかなか健脚です。
ついて行くのがやっと。
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三合目。
左側は崖、落ちたら死んじゃいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/da/453018603459ed06ef0a7a764c3af988.jpg)
四合目あたり。
手すりが厳重に据えてあるようですが、かえって怖いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/3e/39aac858fcd16a1621570dbe11b4d73b.jpg)
五合目。
中坂稲荷が祀られています。
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登り始めてから約8分、早くも絶景が見られます。
鳥取の街もなかなか大きいなぁ。
登山もようやく後半戦。
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六合目。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d3/1b946fd379af9cec6e20dc2e79e49e77.jpg)
七合目・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/c3/8d29dfb34c6a503df5ebd4a4e09c32ad.jpg)
八合目・・・・・・。
石段が粗っぽく、登るのに苦労します。
こんな山城、槍もって鎧着て登りたくはありませんねぇ。
「日の本にかくれなき名山」。
防御性の高い鳥取城はこのように賞され、また織田信長も「名城」と評していました。
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八合目を過ぎると分岐路が現れます。
右が近道だけど危険、左は遠回りだけど危険はないというようです。
結論を言ってしまうと、私にとってはどっちも急で、狭くて、足場がおぼつかなくて危険だと感じました。
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九合目、あと少しだ・・・。
11時26分、登山開始から約20分。
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山上ノ丸の石垣が見えてきた!
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山の上に構える石垣・・・ついに到達したのです!
・・・ん、落石注意?
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なんだか今にも崩れてきそうな石垣・・・。
ここはさっさと通過して、
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ついに鳥取城本丸に到達したのでした。
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