ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

東京クァルテット解散

2012年04月24日 | 音楽
今から4年前になるでしょうか。
札幌のキタラホールでPMFの講師として参加していた東京クァルテットの演奏会を聴きました。
その時の印象はとにかく凄かった・・・

ここまで楽譜を読み込み、卓越した技術を持つ4人が一体となって一つの曲に仕上げて奏でている様に、今更ながら感動し、室内楽の奥深さに身の引き締まる思いをしたものです。
何しろオヤジにとっての室内楽は、なんだかんだ言って、ただ合わせて楽しむだけですから。
ま、それも一つの室内楽の意味だとは思いますが。

発足時からメンバーが変遷して発足時メンバーが一人だけというのも44年の歴史を感じさせます。
東京クァルテットという名前が消えるのは寂しい反面、何十人というオーケストラと違って固有名詞の世界として一世代で完結することが良かったのかもしれません。

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<東京クヮルテット解散へ 世界的弦楽四重奏団 44年の歴史に幕>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2012年4月24日

 世界的に著名な弦楽四重奏団で、ニューヨークを拠点に活動してきた「東京クヮルテット」が来年6月に解散し、約44年にわたる演奏の歴史に幕を閉じることになった。同楽団が23日までに公式サイトで発表した。

 4人の奏者のうち、昨年11月に第2バイオリンの池田菊衛さん(64)とビオラの磯村和英さん(66)が13年6月の退団を表明。残る2人の外国人奏者が存続か解散かを熟考した結果、解散の道を選んだという。

 同楽団は1969年、米ニューヨークのジュリアード音楽院の日本人演奏家4人で結成。当時のメンバーで残っているのは磯村さんだけ。翌70年のミュンヘン国際コンクールで優勝した。74年には池田さんが加入。メンバーが交代しながら、世界各地で演奏を続けた。(共同)
コメント (1)
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