ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

コトの背景に潜むもの

2016年01月15日 | 時事
早朝のニュースから報道がなされ、状況が判明するにつれて、お亡くなりになられた人数も増えていくという痛ましい事故でした。

冷凍カツの横流しも同様でしたが、事件にしろ事故にしろ、一つコトが起こると問題はそれだけでなかったことが芋づる式に次々と明るみになってきます。

「ハインリッヒの法則」とは直接結びつくことではありませんが、明るみに出た背後に実は多くの問題を孕んでいて、たまたまその中の1件が明るみに出たということだと思います。

その明るみに出た1件に遭遇したことを不運で片づけてはいけません。

このバス運行会社は人命を預かる業務の遂行に違反があったとして事故前日に所有する7台のうち1台に運行停止処分が出ていたそうです。
これって裏を返せば業務遂行に問題がある会社が6台のバスを運行できたということで、今回の事故原因はまだ判りませんが、状況からも何らかの運転トラブルがあったことが推測できます。

処分内容に中途半端感を抱くのはオヤジだけではありますまい。
今回の処分が安全を守るという点で実効を伴ったものだったのか、オヤジには解せません。

乗客の他、運転手もお亡くなりになられたようです。
ご冥福をお祈りし、怪我をされた方のお見舞いを申し上げます。

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<【バス会社13日に運行停止処分】スキーバス転落14人死亡=27人重軽傷、軽井沢-過失運転致死傷で捜査・長野県警>
ニフティニュース 時事通信配信 http://news.nifty.com/cs/ 2016年1月15日

 15日午前1時55分ごろ、長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパス入山峠付近で、スキー客らを乗せたバスが対向車線にはみ出し、崖下に転落した。長野県警によると、乗務員を含め14人(男性9人、女性5人)が死亡し、27人が重軽傷を負った。県警が自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)容疑で、事故の詳しい原因を調べている。
 バスの運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)は事故2日前の13日に、乗務員の健康管理に問題があったなどとして、国土交通省から行政処分を受けていた。
 バスには18歳から20代の若者を中心に乗客39人、乗務員2人が乗っていた。県警によると、死亡した乗務員は、運転手のTさん(65)=東京都青梅市=と、交代要員で運転手のKさん(57)=同=。負傷者は、長野県や群馬県内の病院に搬送され、手当てを受けている。現場はJR軽井沢駅の南東約2キロで、乗客から「横転事故が起きた」と110番があった。
 長野県警によると、バスは下り坂の緩やかな左カーブを走行中に対向車線にはみ出し、道路右側のガードレールを倒し、崖下3メートルに転落、横転した。事故当時、路面は凍結していなかったという。県警はイーエスピー関係者の事情聴取を進めており、軽井沢署に捜査本部を設置した。15日中にもイーエスピーを家宅捜索する。
 バスは14日夜、スキー客らを乗せて東京を出発。長野県の北志賀や斑尾高原方面に向かっていたという。東京・渋谷の旅行会社「キースツアー」がスキーツアーを企画していた。
 国交省によると、バスを運行したイーエスピーは13日、運転手の健康状態の把握や定期的な適性診断を怠るなどの違反があったとして、バス1台について20日間の運行停止処分を受けていた。同社はバス7台を所有。2014年4月に新規の経営許可を取り、15年2月に一般監査を受けていた。
 国土交通省関東運輸局は15日、バスの運行管理に問題がなかったか調べるために、イーエスピーに対し、特別監査を行った。 
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