ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

現場保存の難しさ

2016年01月07日 | 時事
「ようやく・・・」の感が否めませんが、犠牲になられた方々が多かったこともあって、遺族の方々の意向も簡単には纏まらないのでしょう。

納得されない方の思いも理解できますし、とにかく前進させたいという方の思いも理解できます。
どちらが正しいという問題ではないと思います。
それだけに判断が難しい。

ただ大事なのは二度と悲惨な事故が起きないよう、この事故を風化させず思い起こし続けることだと思います。

2005年はオヤジにとっては単身赴任が始まった年で、あれからまもなく11年が経ちます。
ともすれば一昔前の話しになってしまいがちです。
そう考えると議論は尽きないと思いますがどのような形であれ整備を始める必要があると感じました。

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<尼崎JR脱線事故 現場マンションの保存着手>
ヤフーニュース 神戸新聞NEXT配信 http://headlines.yahoo.co.jp/ 2016年1月7日

 JR西日本は7日、2005年4月に起きた尼崎JR脱線事故の現場(兵庫県尼崎市久々知)と周辺の整備工事を始めた。電車が衝突したマンション(9階建て)の4階までを階段状に残して大きな屋根で覆うなどし、慰霊碑も建立する。18年夏ごろの完了を目指す。

 現場整備については遺族や負傷者に多様な意見があり、JR西はアンケートなどで意見を聞き、15年3月に整備計画を決めた。慰霊碑や献花台、事故状況をパネルで展示する管理棟を設置する。慰霊碑の両側には、了解の得られた犠牲者の名前を刻む名碑と、碑文を配置する。

 この日は午前11時すぎから、建設作業員らが作業を開始。マンションなどの測量作業を進めた。今後、現場周囲には仮囲いを設けるが、遺族らのお参りはできる。

 マンションの全部保存を訴えてきた遺族のUさん(61)=神戸市北区=とFさん(76)=大阪市=は「JR西は事故現場を破壊するな」などと書いた横断幕などを掲げて抗議した。Uさんは「現状のまま保存することで、将来にわたり事故の悲惨さを伝えられる。なぜ遺族の気持ちをくんでくれないのか」と憤った。

 一方、整備計画に賛成するHさん(55)=宝塚市=はマンションの写真撮影に訪れた。「そのままにして老朽化などでつぶれても困る。形が変わるのは寂しいが、しっかり保存して事故を伝えてほしい」と話した。(森 信弘、段 貴則)
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