ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

便利さとの引き換え

2009年07月04日 | 戯言
<「東海北陸道」利用者は予測の2倍超 5日で全線開通1年>
産経新聞 http://sankei.jp.msn.com/ 2009年7月4日

 東海と北陸を結ぶ高速道路「東海北陸自動車道」(愛知県一宮市-富山県小矢部市)が全線開通して5日で1年。1日平均の通行量は約7000台で、開通前に予測した3000台を大きく上回り好調だ。

 古い町並みで知られる高山市と世界遺産の白川村の間を結び、最後の開通区間となった飛騨清見-白川郷インターチェンジ間。中日本高速道路によると、1時間半かかっていた同区間の移動は開通で半分に短縮。総合病院のない白川村は、自動車道開通前は隣接の富山県まで患者を運んでいたが、開通後は高山市への救急搬送件数が2.7倍に増加した。

 一方、一部の沿線観光地ではアクセス改善で日帰り客が増加。新型インフルエンザなどによる地元観光業界への打撃に拍車がかかるとの懸念も出ている。飛騨高山旅館ホテル協同組合(高山市)は「自動車道開通で地元を素通りする客が増えている」と指摘する。
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大体が建設ありきで需要予測の方はゲタを履かせて甘めに出るのが常ですが、こんなこともあるんですね。いずれにしても公共投資という観点では、利用者が予測を上回ることは悪いことではありません。

便利になれば人の行き来は盛んになります。
行き来が盛んになれば、その土地は目的地ではなく経由地になってしまう。
これもまた予測できることです。
素通りさせないために何ができるか、これが便利さと引き換えに課せられる課題であり、義務なんだろうと思います。

今までもそういった課題に直面した観光地はいっぱいあると思います。
もう一度、目的地への変革を成し遂げたところ、素通りのままでもその価値を変えることで多くのお客様を呼べるようになったところ、結局廃れてしまったところ、さてこの高速道路沿線の観光地はどの道を辿るのでしょう。

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2 コメント

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アミューズメントパーク? (笛吹働爺)
2009-07-05 23:15:06
黒川温泉みたいに温泉町を一つの旅館に見立てて成功してるところもありますね。
町ごとアミューズメントパーク?

ところで、この夏の僕の飲み物(第3のビール)は
1.のどごし<生>
2.(無し)
3.金麦
です。
返信する
Unknown (Unknown)
2009-07-06 06:50:25
笛吹働爺さん、いつもありがとうございます。
この夏、「のどごし生」を是非十分ご堪能くださいませ。先月発売した「コクの時間」もまたおいしいですよ。
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