湖西の旅 比叡山から琵琶湖、坂本へ その4
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮楼門
西本宮のご祭神である大己貴神(おおなむちのかみ)は、天智天皇の御代に奈良から大津への遷都が行われた際に奈良の三輪山より御神霊をお迎えし、国家鎮魂の神として祀られたとある。相当な由緒である。
織田信長の焼き討ちで消失し、その後復興したとありますが、大変立派かつ品位あるいくつもの建物が、流動感を持って配列されており、感銘をうけます。
琵琶湖に立派なお寺や神社がある理由として、当方は以下のことを想像していたのですが、どうやら違うようです。<京都の中心を占めることが出来る公家は役職が限られているから、都の繁栄期には、はみだした多くの公家や由緒ある方が琵琶湖周辺に居をかまえることになったのでしょう。由緒ある方々ですから、ないがしろにはできません。土地は広いし、自然は充分あるし、きっと物価も安いし、それらの由緒ある方々をバックに、琵琶湖の京都よりに大きなお寺や神社ができたのでしょう。> それもあるかもしれませんが、古くから、もともと由緒あるお寺や神社があったのでした。
一週間後に、大津市歴史博物館にいったのですが、そこで知ったのは、琵琶湖の船による交易が琵琶湖周辺に相当なる繁栄をもたらしていたようです。この財力も重要な要素なのでしょう。
比叡さんから琵琶湖側へ降りたことによって初めて気づいた発見です。やっぱり、こちら側に下りてよかった。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮へ
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮、本宮は国宝です。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 宇佐宮、白山宮
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 白山宮
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 東本宮
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
もう薄暗くなりましたが、頑張って、園城寺(三井寺、ミイデラ)によってみました。坂本駅から大津線ですぐの浜大津でおりて歩きます。三井寺への道に琵琶湖疏水の始まりに出会います。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
敷地にいくつもの建物が点在しています。天台宗の総本山、天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるという、ここも由緒あるお寺です。なんで琵琶湖周辺にこんなに大きなお寺や神社が集まっているのか、やはり不思議です。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
階段を上って、西国十四番札所観音堂へ。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
大津の街を見下ろす観音堂の裏の高台に上ります。かなり薄暗くなってしまい、天気も良くない状況で、紅葉に撮影は難しい。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 唐院への道
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 金堂(本堂、国宝)
最初に観音堂にいったので、どうやら逆回りしてしまったようで、仁王門から金堂に向かわねば、このお寺の流動感は出てこないようです。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 仁王門
当方がお寺や神社から受けるセンス(あくまでも形のうえでのですが)は、必ずしも有名だから優れていると感じるわけではありません。その神社仏閣を作った人、維持している人の美的センスのあるなしを感じ取っているのです。当方にとって、それは統一した考えによる、全体的配置、バランス、リズム、そしてもてなしの心、自然を愛するこころ、ヒトを愛する心、即ち信仰の心と思っています。例えば、京都の紅葉 2011のその1に出てくる天龍寺と石庭の龍安寺を比べると、天龍寺はメインの庭にウェイトが大きすぎて、全体的細やかな配置が足りないように思えるのです。これは維持する方々のセンスの問題でしょう。一方、龍安寺はメインの石庭自体はセンスの塊ではありますが、小さな空間です。それゆえか、維持する方々のセンスか、寺全体の連動性にリズムがあります。東福寺はとてもよくできた、本堂を臍とする全体的リズムをもっています。最初からそのように意図して作られたと思えるのです。京都の紅葉 2011の3番目に登場する、今年の新しい発見、園光寺は紅葉を中心とした、とてもまとまった全体的センスを持っています。小さなお寺だからできるきめの細やかさと維持する方々のセンスでしょう。当方はこんな風に、神社仏閣を見ていて、やはり好みのところに多く足を運ぶことになるのです。三井寺は逆回してしまって、よくわかりませんが、日吉神社は推薦できる神社です。琵琶湖のお寺や神社との出会いはいつも驚きを与えてくれます。
この日は、三井寺を最後に東山の家に戻りました。東山駅からみると、比叡山から八瀬まわりで帰ろうが、坂本まわりで帰ろうが、時間的には同じことなのです。京都と琵琶湖は距離的にも、歴史的にも、文化的にも、とってもつながっていることがわかります。これは、東京にいてはわからなかった、京都に暮らして初めて実感することの一つです。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮楼門
西本宮のご祭神である大己貴神(おおなむちのかみ)は、天智天皇の御代に奈良から大津への遷都が行われた際に奈良の三輪山より御神霊をお迎えし、国家鎮魂の神として祀られたとある。相当な由緒である。
織田信長の焼き討ちで消失し、その後復興したとありますが、大変立派かつ品位あるいくつもの建物が、流動感を持って配列されており、感銘をうけます。
琵琶湖に立派なお寺や神社がある理由として、当方は以下のことを想像していたのですが、どうやら違うようです。<京都の中心を占めることが出来る公家は役職が限られているから、都の繁栄期には、はみだした多くの公家や由緒ある方が琵琶湖周辺に居をかまえることになったのでしょう。由緒ある方々ですから、ないがしろにはできません。土地は広いし、自然は充分あるし、きっと物価も安いし、それらの由緒ある方々をバックに、琵琶湖の京都よりに大きなお寺や神社ができたのでしょう。> それもあるかもしれませんが、古くから、もともと由緒あるお寺や神社があったのでした。
一週間後に、大津市歴史博物館にいったのですが、そこで知ったのは、琵琶湖の船による交易が琵琶湖周辺に相当なる繁栄をもたらしていたようです。この財力も重要な要素なのでしょう。
比叡さんから琵琶湖側へ降りたことによって初めて気づいた発見です。やっぱり、こちら側に下りてよかった。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮へ
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮、本宮は国宝です。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 西本宮
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 宇佐宮、白山宮
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 白山宮
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm
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ペンタックスK7 ペンタックスDA200mm 東本宮
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
もう薄暗くなりましたが、頑張って、園城寺(三井寺、ミイデラ)によってみました。坂本駅から大津線ですぐの浜大津でおりて歩きます。三井寺への道に琵琶湖疏水の始まりに出会います。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
敷地にいくつもの建物が点在しています。天台宗の総本山、天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があるという、ここも由緒あるお寺です。なんで琵琶湖周辺にこんなに大きなお寺や神社が集まっているのか、やはり不思議です。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
階段を上って、西国十四番札所観音堂へ。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
大津の街を見下ろす観音堂の裏の高台に上ります。かなり薄暗くなってしまい、天気も良くない状況で、紅葉に撮影は難しい。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 唐院への道
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 金堂(本堂、国宝)
最初に観音堂にいったので、どうやら逆回りしてしまったようで、仁王門から金堂に向かわねば、このお寺の流動感は出てこないようです。
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ペンタックスK5 ペンタックス18-135mm 仁王門
当方がお寺や神社から受けるセンス(あくまでも形のうえでのですが)は、必ずしも有名だから優れていると感じるわけではありません。その神社仏閣を作った人、維持している人の美的センスのあるなしを感じ取っているのです。当方にとって、それは統一した考えによる、全体的配置、バランス、リズム、そしてもてなしの心、自然を愛するこころ、ヒトを愛する心、即ち信仰の心と思っています。例えば、京都の紅葉 2011のその1に出てくる天龍寺と石庭の龍安寺を比べると、天龍寺はメインの庭にウェイトが大きすぎて、全体的細やかな配置が足りないように思えるのです。これは維持する方々のセンスの問題でしょう。一方、龍安寺はメインの石庭自体はセンスの塊ではありますが、小さな空間です。それゆえか、維持する方々のセンスか、寺全体の連動性にリズムがあります。東福寺はとてもよくできた、本堂を臍とする全体的リズムをもっています。最初からそのように意図して作られたと思えるのです。京都の紅葉 2011の3番目に登場する、今年の新しい発見、園光寺は紅葉を中心とした、とてもまとまった全体的センスを持っています。小さなお寺だからできるきめの細やかさと維持する方々のセンスでしょう。当方はこんな風に、神社仏閣を見ていて、やはり好みのところに多く足を運ぶことになるのです。三井寺は逆回してしまって、よくわかりませんが、日吉神社は推薦できる神社です。琵琶湖のお寺や神社との出会いはいつも驚きを与えてくれます。
この日は、三井寺を最後に東山の家に戻りました。東山駅からみると、比叡山から八瀬まわりで帰ろうが、坂本まわりで帰ろうが、時間的には同じことなのです。京都と琵琶湖は距離的にも、歴史的にも、文化的にも、とってもつながっていることがわかります。これは、東京にいてはわからなかった、京都に暮らして初めて実感することの一つです。