行田蓮(古代蓮)
やうやくに見(まみ)えしことよ古代蓮
スイレン科ハス属の多年生水草。
またはハス科として独立させる立場もある。
インド原産といわれる。
日本には古くから中国から渡来したとされる。
『古事記』の中に蓮の名が見られる。
観賞用、食用として池、沼、水田などで栽培される。
七月頃、根茎から長い花茎を水上に出し、その頂に大きく
美しい花を開く。
実の形が蜂の巣に似ていることから「蜂巣」と呼ばれたのが
名前の由来とされる。
埼玉県行田市の古代蓮の里へ行った。
昭和46年に公共施工工事の際、掘った地中の種子が自
然発芽し、開花した。
花弁数が13~18枚で一重咲種。
原始的な形態をもつ1,400年~3,000年前の蓮と言われて
いる。
大賀蓮とは別で行田蓮と名づけられている。
朝十時二十分頃着いたが、早朝から来ているらしく、大勢
の人で賑わっていた。
長年の夢であった古代蓮にようやく出会えて、大変嬉しか
った。
甲斐姫
縄文の風と思ひし蓮(はちす)かな