俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2019-04-25 | 俳句・春・植物




頂上の向かうの山の霞みけり




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春に水蒸気が山野に立ち籠め、ぼんやりとしてはっきり

見えない様子をいう。







万葉より春の訪れとともに詠われ、懐かしい情感を呼び

起こさせる情景として表現されてきた。







「霞」は湿潤で仄かな日本の気象現象を、細やかな感受性

によって捉えた季節の言葉といえる。







横に筋を引いたように棚引く霞を「棚霞」という。

「草霞む」「山霞む」「鐘霞む」などとも用いられる。







山の頂上の展望台に登ってくると、更に向こうの山々が

霞んでいるのが見られた。






山裾の鐘撞かれけり夕霞



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