俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

鳥曇

2024-03-25 | 俳句・春・天文

 

 

すれ違ふ人なき道や鳥曇

 

 

 

 

 

 

雁や鴨などの渡り鳥が、春になって北方へ帰っていく頃の曇り空をいう。

 

 

 

 

 

 

その雲を鳥雲といい、この頃の風を鳥風という。

 

 

 

 

 

 

この風に乗って鳥は北へ帰っていくという。

また、帰る鳥の群れをなして羽ばたく音が風音のように聞こえるので、鳥風という説もある。

 

 

 

 

 

 

川沿いの道を歩いた。

鳥曇というべき曇り空であったため、すれ違う人がいなかった。

 

 

 

 

 

木を映す潦あり鳥曇

 

 

 

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