踏み入りし林の道や諸葛菜
アブラナ科の一年草。
中国原産。
日本には江戸時代に渡来した。
耐寒性が強く、野生化して庭の隅や空地に自生する。
三~五月頃、茎の先に大根の花に似た薄紫の四弁花をつける。
三国時代に飢饉の際、諸葛孔明が栽培を奨励したことからこの名がついたという。
「花大根」と呼ばれることもあるが、花大根は別種で「大根の花」をさす。
林の中の道に踏み入った。
その道端には諸葛菜が群れて咲いていた。
雨後の濁る用水諸葛菜