川縁の萱草の花夕日差し
藪萱草
ユリ科の多年草で、ワスレグサ属の総称。
日当たりのよい山野に自生するが、観賞用としても植える。
秋田民謡の「長者の山」に「わすれ草とて植えてはみたが おもい出すような花が咲く」という歌詞がある。
萱草は別名「忘草」と呼ばれ、この草を持っていると憂いを忘れるという中国上代の言い伝えからきているという。
野萱草
晩夏の頃、高い花茎の頂に百合に似た橙赤色の花をつける。
重弁のものが藪萱草、単弁が野萱草。
若葉は食用になる。
川縁に藪萱草が咲いていた。
そこへ夕日が差して、花色が一層鮮やかになった。
雨雲の近づいてをりわすれ草