今生の濁世に白しえごの花
エゴノキ科の落葉小高木。
林野に自生するが、庭園などに植栽もされる。
五月頃、長い花柄の先に白い漏斗状の五弁花を下垂する。
果皮が喉を刺激し、えごいところからこの名がある。
サポニンという毒があり、かつては洗濯に用いたり、搾り汁を川に流して魚を捕らえるのに使われた。
えごは山苣(やまぢさ)ともいう。
今生きているにごった世の中に、えごの花が真っ白に咲いていた。
えごの花散つたりレンタサイクルに