金黒羽白

わが道をゆく貌金黒羽白かな

ガンカモ科の水鳥。真鴨よりやや小型で、雄は背面が黒く頭部に冠毛があり、腹部は白い。雌は全体的に褐色。秋、北方から渡来し、湖沼等に群棲。潜水して貝や甲殻類などを捕食。多くの鴨に混じって金黒羽白が泳いでいた。他の鴨にはわれ関せずといった貌つきで、一点を見つめるようにして進んでいた。

　




ファインダーに金黒羽白小さかり


　

白鳥(1)

白鳥に餌をやる男手を伸ばし

ガンカモ科の大形の水鳥。大白鳥や小白鳥などの種類がある。嘴と脚以外は全身純白で、頸が長い。夏、ユーラシア大陸北方で繁殖し、冬、日本に渡ってくる。新潟県のお幕場大池に白鳥を見に行った。昼過ぎには二三羽しかおらず、一人の男が二羽の白鳥にしばらく餌を手渡しするようにあげていた。夕方になると白鳥が群れをなして次々とこの池に帰ってきた。暗くなった夕暮の中を着水する白鳥を間近に見ることができた。（「続きを読む」に沢山の白鳥の写真を載せておきましたので、ぜひご覧ください。）

　
















































夕空を翔けて白鳥黒かりき


　

門松

潟の鳥鳴くこゑ近し松飾

新年に家の門口の両側に立てる松。古くから松を伝わって年神が来臨すると信じられてきた。再び新潟へ行った。福島潟という大きな潟（湖）に雁、白鳥、鴨などの水鳥が数千羽飛来しており、その鳴き声が聞こえていた。その近くの休憩所に立派な門松があった。

　








門松や小降りとなりし越の雨


　

三日

東京のビル見下ろせる三日かな

一月三日のこと。三が日もこの日までで、少しさびしい気持ちとなる。官庁、銀行、多くの民間会社はこの日まで業務を休む。新年の会食があり、あるタワービルの33階に上った。そこからは六本木ヒルズを初め多くのビルと山並みが望まれた。よく晴れ渡った三日の東京であった。

　



富士山


レインボーブリッジ



フォアグラのフラン三日の前菜に


　

初詣

山門の外まで列や初詣

新年に初めて神社、仏閣へお参りすること。初参ともいう。そこで新しい一年の息災、学業成就、商売繁盛などを祈願する。川越大師に初詣をした。ここは徳川家光生誕の間のある喜多院として有名な寺院である。毎年、長い行列ができるが、今年も山門の外までかなり長い列を作っていた。

　








日は西に回つてゐたり初詣