俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

梅雨の月

2014-06-15 | 俳句・夏・天文




ほろ酔ひといふ酔ひありぬ梅雨の月



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



梅雨期に出る月をいう。

梅雨雲が切れて月が顔を出すことがある。

春のおぼろげな月とは違い、雨気を含んだような月で、また違った

趣がある。







少し飲んでほろ酔い気分の帰り道に月が出ていた。

梅雨の雲が流れて、月を隠したりまた現したりしていた。






雲流れ明るく暗く梅雨の月



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の暁

2014-06-14 | 俳句・夏・時候




夏暁(なつあけ)やホテルの窓に湖(うみ)見えて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



夏の夜明け方をいう。

夏の明け方はひんやりとして清涼感がある。







ホテルのカーテンを開けるとすでに夜が明けてきていた。

窓からは浜名湖の一部と山々が望まれた。






夏暁の山より低き寝釈迦雲



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏燕

2014-06-13 | 俳句・夏・動物




夕暮れの湖畔に親し夏燕



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



夏に見かける燕をいう。

四~七月に巣を作り、産卵する。

産卵後一か月余りで巣立つ。

夏には各地で爽快に飛翔する姿が見られる。







浜名湖畔に立って夕日を眺めていると、夏燕が何羽も頭上を過っ

た。

昆虫を捕食しているのだろうが、その飛ぶ速さは尋常ではなかっ

た。






夏燕湖の夕日を浴びにけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植田

2014-06-12 | 俳句・夏・地理




SLの車窓町場の植田かな



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


早苗が植えられて間もない田のことをいう。







SL列車が人家の多い所に入ってくると、植田が目立ってきた。

きれいに並んだ早苗の緑が美しかった。






山裾の植田の夕べ晴れにけり



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨曇

2014-06-11 | 俳句・夏・天文




梅雨曇磧に車止まりゐて



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 



梅雨期のはっきりしない曇天をいう。







大井川鐵道の家山駅から新金谷駅までSL列車に乗った。







この線は大井川に沿って走るので、車窓からは大井川がよく眺めら

れた。








梅雨曇ではあったが、ゆっくり走り景色の眺められる列車に郷愁を

感じた。






梅雨雲の時折切れて大井川



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする