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俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

擬宝珠の花

2019-06-25 | 俳句・夏・植物




花言葉清楚木陰の花擬宝珠




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ユリ科の多年草。







深山に自生し、観賞用に栽培もされる。







自生しているものに水擬宝珠、岩擬宝珠、観賞用としては

おおば擬宝珠、すじ擬宝珠など種類が多い。







五~六月頃、葉の間から長い花茎を伸ばし、上部に漏斗状

の白や淡紫色の小花を連なってつける。







花言葉を「沈黙」「清楚」という擬宝珠が木陰に群れて咲いて

いた。

それこそひっそりと清楚に。






花擬宝珠パークトレインきて止まり




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定家葛の花

2019-06-24 | 俳句・夏・植物




昼の日や定家葛の花を透き




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キョウチクトウ科の蔓性常緑木本。







山野に自生し、ときに庭木とされる。







初夏、葉柄や茎の先に芳香のある白い花を集散状につけ、

後に黄色に変わる。







花冠の先は五裂し、風車状にねじれる。

茎、葉は民間薬として解熱、強壮剤などとする。







垣根のようなところに定家葛が咲いていた。

昼の日が花を透いて美しかった。






人恋し定家葛の花見れば




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紫陽花

2019-06-23 | 俳句・夏・植物




雨に美(は)し出窓の下の七変化




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ユキノシタ科の落葉低木。







額紫陽花を原形とする日本原産種。

庭や生垣に植えられる。

梅雨の頃、枝先に小さな花を球状につける。







花びらのように見えるのは萼で、その中心に細かい粒の

ような花をつけることから「四葩」とも呼ばれる。







また、咲き始めは白で、次第に色が変化することから

「七変化」ともいう。







ある家の出窓の下に紫陽花が咲いていた。

それは色とりどりで、七変化というにふさわしく、雨に濡れて

美しかった。






紫陽花や水車の飛沫受けもして




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夏至

2019-06-22 | 俳句・夏・時候




夏至の雨大封筒を小脇にし




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二十四節気の一つで、六月二十二日頃に当たる。







太陽の黄経が九十度に達したときで、北半球では一年中で

昼間が最も長い。







夏至は梅雨時に当たり、雨が結構降っていて畑に水溜りが

できていた。







農作物の無人販売所には、新玉ねぎとじゃがいもが売られ

ていたが、雨では誰も買う人がいなかった。







大封筒を小脇に抱えてポストへ向かったが、夏至の雨が傘

を打った。






グリーグを聴きゐて夏至の薄暮かな




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2019-06-21 | 俳句・夏・植物




人のゐて白テーブルや立葵




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アオイ科植物の総称。

古くは冬葵を指したが、現在は一般的に立葵を指す。







立葵は小アジアまたは中国原産。

観賞用として栽培される。







六~七月頃、紅、紫、白などの大形の五弁花をつける。

重弁花のものもある。







外に出された幾つかの白いテーブルに人々が囲んで憩って

いる。

傍に立葵が高く美しく咲いていた。






晴れてきし日差し嬉しき葵かな




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