俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

初燕

2022-02-18 | 俳句・春・動物




川の上の紺碧の空初燕




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



その年、初めて飛来した燕をいう。







燕はスズメ目ツバメ科の総称。







夏鳥として春に飛来し、人家の軒先などに巣を作る。







その年、初めて燕が飛翔しているのを見ると、春が

到来したことが実感される。







風があり、空は紺碧に晴れ渡っていた。

川の上を初燕が数十羽飛び交っていた。






照り返す川面眩しや初燕




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春光

2022-02-17 | 俳句・春・天文




春光や白雲浮かぶ畑の上




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



長い冬が終わり、ようやく春の気配が地に充ちる。

そのような春の景色のことをいう。







本来は春の風光のことであるが、春の光として詠んだ

句もある。







まばゆい光や春らしい柔らかさを感じさせる。







「春色」「春の色」「春景色」も春の景色や眺めをいう。







畑の上に白い雲が浮かんでいた。

これも、春らしい景色であった。






祠への朱き鳥居や春の色




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魚氷に上る

2022-02-16 | 俳句・春・時候




夕日差す魚氷に上る川堤




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



七十二候の一つ。







立春以後の第三候で二月十四日から十八日の頃に

当たる。







この時期になると少しずつ暖かくなり、川や湖の氷が

割れて、そこから氷の上に魚が跳び上がることがある

ので、そう言われる。







季節を表す言葉として、残しておきたい季語である。







魚氷に上る候となった。

そんな川堤を散策していると、夕日が眩く差してきた。






魚の氷に上り下校児連なれり




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の夕日

2022-02-15 | 俳句・春・時候




平らなる川に映れり春夕日




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



春の日はうららかで明るい。







その夕日は冬のとは異なり、どことなく暖かみがある。







日によっては夕暮れの空が茜色になり、太陽も赤み

がかって輝く。







春の入日は明るく、明日もよい日となるような予感を

与えてくれる。







静かに平らかに流れる川に、春の夕日が眩しく映って

いた。






ジョギングのコース歩きて春入日




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の川

2022-02-14 | 俳句・春・地理




春の川何かを拾ふ人のゐて




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング



長い冬から解放されて伸びやかに流れるのが春の川。







山国では雪解けの水が滔々と音を立てて流れる。







野川や町を流れる川は、どことなくのんびりとしている。







春の川には、待ちに待った季節の移り変わりがはっきりと

感じられる。







のどかな春の川に何かを熱心に拾う人がいた。

それを見て、春の到来を感じた。






春の瀬に鴉が水を浴びてをり




にほんブログ村


俳句・短歌ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする