俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

春の雲

2022-02-13 | 俳句・春・天文




歩くこと楽しくなりぬ春の雲




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春の雲は夏や秋の雲のようにはっきりした形をなすことは

少ない。





 

空全体に白く刷いたような雲が現れることがある。







また、ふわりとした綿雲がうかぶこともある。







この綿雲が最も春らしい雲である。







ふわりと春の雲が浮かんでいた。

この雲を見ながら歩くことが楽しくなった。






春の雲異国への旅叶はずに




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早春

2022-02-12 | 俳句・春・時候




早春の四阿暫し憩はむか




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立春後、二月いっぱいくらいをいう。







暦の上では春であるが、まだ寒い。







だが、そんな中にも春の息吹が感じられる。







「春浅し」に近いが、より春早々の気配が漂う。







早春の林の中に四阿があった。

少し休んでいこうか。






早春の道を走れるふたりかな




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斑雪(はだれ)

2022-02-11 | 俳句・春・天文




用水の脇の斑雪に日差しあり




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斑雪を略して「はだれ」と読む。







まばらに降り積もった春の雪をいう。







または、解けかけてまだらに残っている雪。







あるいは、はらはらとまばらに降る雪のこともいう。







用水の脇に斑雪が残っていた。

そこへ日が差していた。






青空のもとを歩いて斑雪かな




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古草

2022-02-10 | 俳句・春・植物




古草や水辺歩けばそこここに




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冬を越して残っている草をいう。







春になって、草は新芽を出してくるが、

その新しい草に対して、去年のままの

古い草のこと。







従って、枯草とは違う。







あくまでも青い草で、残っているものをいう。







水辺を歩いた。

すると、そこここに古草が見られた。






古草を散歩の犬とをみなかな




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春浅し

2022-02-09 | 俳句・春・時候




春浅し堤にしやがみ話ゐて




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春にはなったが、春色はまだ整わない。







そんな中にわずかに春らしい気配が漂う。







蕗の薹が出てきて、木の芽は少し膨らんで

いる。







「浅き春」「浅春」とも使う。







川堤に犬を挟んで立ち話ならぬしゃがみ話を

している人がいた。

浅い春を感じた。






浅春の日の溢れをり散策路




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