俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

野梅

2022-02-08 | 俳句・春・植物




川の上に咲き初めたるは野梅かな




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バラ科の落葉小高木。

中国原産。







野に咲く梅をいう。







野梅は二月頃、芳香のある白色の花をつける。







寿命が長く、盆栽に適している。







川の上に梅が咲き始めていた。

野梅であった。






ひと時は夕日の野梅佇みて




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藪椿

2022-02-07 | 俳句・春・植物




すれ違ふ散策の人藪椿




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ツバキ科の常緑高木。







日本の暖地、特に太平洋側の海岸近くの

丘陵に自生する。







数多くの園芸品種のもととなった種類である。







早春、枝先に紅色の五弁花を一個ずつつける。







藪椿が咲く散策路を歩いていると、向こう

から散歩して来る人とすれ違った。






藪椿雲ゆつくりと広ごりぬ




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節分草

2022-02-06 | 俳句・春・植物




星のごと節分草の散らばるは




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キンポウゲ科の多年草。







関東以西の本州に自生し、山の木陰に生える。







二~三月頃、高さ10センチメートル内外の花茎の上方に

線形の葉を輪生状につけ、白花を一個頂につける。

蕚片は五個で花弁状。







節分の頃開花するのでこの名がある。







節分草が咲いていた。

その咲き方は、星が散らばっているようであった。






木洩れ日の節分草の白さかな




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春寒

2022-02-05 | 俳句・春・時候




春寒の曇りの下を歩くのみ




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立春後の寒さをいう。







「余寒」や「冴返る」と同じであるが、それぞれの季語に

微妙な違いがある。







立春後とはいえ、まだ冬と変わらない寒さが続く。







ただ、冬の寒さとは違い、厳しさの和らいだ寒さという

感じがある。







曇っていて春寒となっていた。

それでも毎日の日課として歩くのみであった。






春寒し夕暮の木の黒々と




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寒明・立春

2022-02-04 | 俳句・春・時候




寒明の欅天衝くばかりなり




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小寒から節分までの約三十日間の寒が明けることで、

陽暦二月四日頃に当たる。







立春と同じだが、寒明の方は長い冬から解放された

感慨がある。







立春は二十四節気の一つ。

太陽黄経が315度の日で、節分の翌日、陽暦二月四日頃。







今日から春なのだと思うと、寒気の中にも微かな

春の兆しが感じられる。







寒明となり、ひとまず冬が終わった。

枯木の欅は高く、天を衝くばかりであった。






立春や天使の梯子真つ向に




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