俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

二百二十日

2024-09-10 | 俳句・秋・時候

 

 

雲湧きて二百二十日の夕べかな

 

 

 

 

 

 

雑節の一つ。

立春から数えて二二〇日目にあたる日。

 

 

 

 

 

 

九月十一日頃で、今年は九月十日。

 

 

 

 

 

 

二百十日とともに台風が来襲することが多い厄日とされる。

 

 

 

 

 

 

夕方散策すると、台風は来ていないが、二百二十日の雲が湧いていた。

 

 

 

 

 

ひとり行く二百二十日の川堤

 

 

 

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精霊ばった

2024-09-09 | 俳句・秋・動物

 

 

照りつける日差し精霊ばつたにも

 

 

 

 

 

バッタの一種。

草原に多い。

日本、台湾、中国に分布。

 

 

 

 

 

 

体長は雄約40ミリメートル、雌約80ミリメートル。

体は緑色または灰褐色で細長く、頭部は細くとがり、短い触角をもつ。

 

 

 

 

 

 

雄は飛ぶときキチキチと音を出すのでキチキチバッタともいう。

米搗バッタの別名もある。

 

 

 

 

 

 

日差しが照り付けていた。

道を歩いている精霊ばったにも日差しが強かった。

 

 

 

 

 

草色の精霊ばつた草の中

 

 

 

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葛の花

2024-09-08 | 俳句・秋・植物

 

 

葛の花切通しにも日の当たり

 

 

 

 

 

 

マメ科の蔓性多年草。

秋の七草の一つ。 

 

 

 

 

 

 

八~九月、葉腋に十数センチの穂をほぼ直立に出し、総状花序に紫赤色の蝶形花を下から密につける。

 

 

 

 

 

 

葉の茂りの中に見え隠れする鮮やかな花は魅力的である。

 

 

 

 

 

 

切通しに葛の花が咲いていた。

そこにも日が当たっていた。

 

 

 

 

 

見上ぐればいくつも見えて葛の花

 

 

 

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白露

2024-09-07 | 俳句・秋・時候

 

 

白雲の流れてゐたる白露かな

 

 

 

 

 

 

二十四節気の一つで秋の三番目の節気。

陽暦九月七日頃に当たる。

 

 

 

 

 

 

露が凝って白くなるという意味である。

 

 

 

 

 

 

いまだ暑さが残る時期であるが、朝晩は空気が澄み始める。

 

 

 

 

 

 

今日は白露。

まだ残暑が厳しかったが、空には白雲が流れ、秋の気配が漂っていた。

 

 

 

 

 

畑道を風渡りたる白露かな

 

 

 

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菊芋

2024-09-06 | 俳句・秋・植物

 

 

菊芋の花に寄りたる夕べかな

 

 

 

 

 

 

キク科の多年草。

北米原産。

明治初期に渡来し、野原や川べりに自生している。

 

 

 

 

 

 

秋に菊に似た黄色い一重の花をつける。

 

 

 

 

 

 

根が里芋に似ているので、この名がついた。

 

 

 

 

 

 

道端に菊芋が咲いていた。

見つけるとつい傍に寄りたくなって寄った。

そんな夕べであった。

 

 

 

 

 

川縁に咲く菊芋を美しと見し

 

 

 

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