今日のひとネタ

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まぁ港のヨーコくらいにしといた方が

2010年03月22日 | ブックレビュー
 松井今朝子著「吉原手引草」を読みました。ジャンルとしては時代ミステリーということになるそうですが、これは第137回直木賞受賞作だそうです。知りませんでした。

 文庫の裏表紙のあらすじによると「廓遊びを知り尽くしたお大尽を相手に一歩も引かず、本気にさせた若き花魁葛城。十年に一度、五丁町一を謳われ全盛を誇ったそのとき、葛城の姿が忽然と消えた。…(以下略)」というもの。

 その葛城事件について、ある人物が関係者に周辺事情を聞きまわって段々と雰囲気がわかってくるという話なのですが、なんとなく「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」をイメージしてしまいました。

 が、港のヨーコは5~6人に話を聞くだけですが、この話は約16人が出てきます。なので途中で「えーい、じれったい!」と思ってしまいました。で、最後まで行ったらどうかというと…ん~まぁそれはそれで読む人それぞれの感想にまかせましょう。

 吉原というと私は先月隆慶一郎先生の「吉原御免状」を読みましたし、今回この「吉原手引草」を読んだことでもう吉原の知識はバッチリ(?)。まぁ好みとしては「吉原御免状」の方ですけど。

 で、港のヨーコといえば大ヒット曲でしたが、アンサーソングとして「港のヨーコ逃亡編 あんた私のなんなのさ?」というのと「帰ってきた港のヨーコ」というのがありました。「私を探してるのは誰?」という歌詞が印象的だったのはどっちでしょう? あとは「港のヨーコ関西編 あんた私のなんだんねん?」というのもありました。鶴光師匠でしたでしょうか。

 なんにしても私は最近時代小説ばかり読んでますが、今日床屋で漫画雑誌「モーニング」を新年号から一気に読んでみたら、時代ものの漫画がいくつもあってビックリ。(私は漫画雑誌を読む習慣がないので床屋でしか読みません) 時代はすっかり時代ものブームなのかもしれません。ということで、現在は松本清張先生の「佐渡流人行」を読んでます。が、MS-IMEで入力しようとしたら「サドル人口」と変換されてしまいました。何より「るじん」という言葉が変換されないのはいただけません。やっぱりATOKにすべきかなぁと思う次第です。

 と、「吉原手引草」からの連想ゲームでした。こうやっていろいろ連想させてくれたことは感謝しておきましょう。(と、えらそうな結論)