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徳川慶喜LOVEの人は

2018年05月08日 | ドラマレビュー

 CSで大河ドラマ「徳川慶喜」の総集編をやってました。私のように幕末オタク、維新マニアという人は全国に3百万人くらいはいると思いますが、その中で幕末の人物として徳川慶喜が一番好きという人はいるでしょうか。

 多分人気なのは、坂本竜馬、土方歳三がダントツで、あとは高杉晋作、吉田松陰、勝海舟、西郷吉之助、沖田総司などが続くのではないかと思います。未だに板垣退助LOVEとか、吉田東洋推しという人には会ったことがないのですが、もしかしたら岡田以蔵とか中村半次郎が好きという人もいるかもしれません。

 で、このドラマですがまず総集編の第三話を見て、大体蛤御門の変のあたりでしたが、感想として「つまらん…」の一言。そもそも原作である「最後の将軍 徳川慶喜」からしてつまらないし、さらにいうなら慶喜を主人公でドラマを作って面白くなるわけがなかろうと。あの人は将軍になる前というか、「一橋様は英明だ」と言われて家茂と次期将軍を争ってた頃が一番勢いあった感じで、将軍職の末期は恭順とか謹慎とかばっかですし締めくくりを美しくするのも難しいでしょう。

 司馬先生の原作によると、慶喜は大政奉還前の切羽詰まった時期でも夜伽は必ず求めたという話だったのでタフな人だったのでしょうね。今回の主演はモックンでしたが、もっと悪役チックな人の方が似合ったかも。

 あとはナレーションが大原麗子だったのですが、口調がどうも…。調べてみたら、新門辰五郎の妻という設定で、それで江戸っ子口調でやってたそうです。その妻というのも架空の人物ということで、この作品では実在しなかった人物も多数登場したそうです。まぁ幕末物でそういうのをやるというのはなかなかの勇気ですね。

 とはいえ私にとって面白くないのは確かなので、総集編4話は辞退します。ま、意見には個人差がありますが。