Fit in fits

たまに富士山を撮影しています。「富士山と乗り物のコラボ」を撮ることが多いです。他のネタはほんの少し。

バレンタインによせて・・・2つの「恋人岬」

2005-02-04 21:05:58 | 雑記帳
 もうすぐSt.バレンタイン・デー。私にはこのところ全く縁がありません。チョコは好きで冬にはよく食べるんだけど、この時期は自分で買うのが恥ずかしい・・。菓子屋の策略にどうしてこんなにみんなハマってしまったのでしょうか?

 さて、伊豆の西海岸に土肥町という温泉地がありまして、現在は合併して伊豆市になっています。ここの観光地、「恋人岬」ではバレンタインのお返しの日にあたる3月14日のホワイトデー(これも飴屋の策略らしい)に恋人宣言証明書の発行や、タキシードとウェディングドレス姿での記念撮影などのイベントが行われます。よくもまぁ気恥ずかしくもなくそんなイベントに参加できるなぁと思いますが、“恋は盲目”のことわざ(?)のように、恋人たちには自分たち以外の周りは見えないのかもしれません。

 この「恋人岬」、私は単に海岸線の富士山が見える展望地を観光開発ででっち上げたモノと思っていましたが、観光開発の意味はあったでしょうけど、ちゃんとストーリーはあったんですねぇ~!恋人岬はもとは「廻り崎」と呼ばれていた場所を漁師の「福太郎」と「およね」との恋物語に基づいて、1983年に改称したものです。(この「改称」が観光開発だね)

 その昔、土肥の朝市で出会い恋をした福太郎とおよねでしたが、お互いの村は遠く、なかなか逢うことができません。そんなある日、神社に願を掛けていたおよねは、神様から二つの鐘を授かりました。およねと福太郎はこの鐘をひとつずつ持ち、漁に行く福太郎の小舟がおよねの住んでいる村の沖を通るたびに、お互いの鐘を鳴らしあったとのことです。

 なかなかいい話ですねぇ~、ちょっと伊豆の踊り子の姿なんかがオーバーラップされます。その踊り子を「どの女優」で想像するかで世代がわかります。・・それはさておき・・、

 「恋人岬」といえば御本家で世界的に有名な観光名所なのがグアム島にある「恋人岬」。こちらのストーリーとは、結婚を許されなかった恋人同士が、永遠に離れることがないようにとお互いの髪を結び合い、崖から身を投げたという悲恋伝説がその由来です。こちらは悲しいですねぇ~。


 一方、福太郎とおよねの二人はどうなったのか?この、当時としては遠距離恋愛の二人は、その後結ばれて幸せに暮らしたという事で、こちらはハッピーエンドでした。よかったですねぇ。



 直営案内所のオフィシャルサイトhttp://www.koibitomisaki.com/を覗くと、恋人岬にはルールがあるんだそうです。それは「愛の鐘を3回鳴らして恋人宣言をすること」なんだそうですが・・・、

 1回目は自分の身を清め、
 2回目は相手の心を呼び、
 3回目で二人は愛を誓う
のだそうです。みなさんもゆっくり気持ちを落ち着けて 1・2・3 と鳴らしましょう。3回目のあとに“ダー!”は要りません。3・2・1とカウントダウンはやめましょう。そのあと「ハッスル!ハッスル!」が必要になってしまいます。

 自分が関係ないのでテキトーなことも書きましたが、この場所は絶景です!富士山はもちろん、駿河湾のほうへ沈む夕日がキレイ!寒い今の時期は風が強く空気が澄んでいるので一番イイですね。夕日が沈むと静岡・清水などの遠い夜景もキレイです。ウチの灯りも貢献してるのかな?
コメント (2)
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