「開店休業」ではありません。「閉店開業」です。
昨日、会社の会長がお亡くなりになりました。90歳でした。数年前に脳梗塞だか脳溢血だかになってからはめっきり衰えが進むのが見てとれましたが、それまでは、85歳ぐらいまではゴルフやら会合やらへとどんどん出かけてとてもお元気でした。
創業者ですから、やはり会社を興す人というのはバイタリティに溢れているんでしょうね。そして、とっても好々爺でした。いつも従業員に対してニコニコして話し掛けてくる人でした。ただ、その人懐っこさが、逆に晩年は「仕事の邪魔をしに工場へくる」という形になってしまったのは残念です。しっかりしていたときはとてもいい方でしたから・・。
それでも90歳だから大往生ですよね。ご冥福をお祈りいたします。
ということで、会社も忙しい月初になったとたんのことだったので、葬儀屋は来るわ、注文は来るわでちょっと慌てましたが、通常の仕上げ作業などをやらないことにして作業人員を注文をこなすほうへ回してなんとか今日は終わりました。
株式会社とはいえたった7人の零細企業なので、近隣レベルから見ればちょっと大き目の個人商店みたいなものですから、近所のお店などからも、「通夜や葬儀の間は営業するもんじゃないよ」と言われたので、通夜がある明日と葬儀がある明後日は遠方の事情がわからない方からの注文のみ受け付けて、店舗のほうは一応閉店とする模様で、工場が動くのもあまりよくないとのことなので機械も音も出せない状況なので、我々工場の作業員部隊は明日、明後日はほぼなにもせず待機することになってます。
お返しの品を通夜・葬儀会場まで届ける程度の仕事しかやらない予定です。遠方から注文があれば対応しますが、できるだけ出荷を来週にさせていただくことで、工場を動かさないつもりです。
なので「閉店開業」なのです。
昨日もお休み取っちゃって、出てきたらまたこの騒ぎなのと実質的にお休み状態になるのでちょっとリズムが狂いますね。ただ、一番困るのは明後日が順調にヒマ待機となると、なんと社長が「葬儀に出席してほしい」と思っているらしく、明後日は礼服を持って出社し、葬儀出席となるとお茶の粉で汚れた体のまま礼服を着なきゃならないというちょっと無謀な状況になるかもです。
そのまま週末になっちゃうし・・。それより明日どうしよう・・。