“静岡市は、新たな財源を確保し、健全な財政運営とスポーツの振興に資するため、日本平スタジアムに
ネーミングライツを導入することを決定した。ネーミングライツで得た収入については、スタジアムの維持管理経費などに充てる予定。”
・・ということが市から発表され・・、
“日本平スタジアムは、J1清水エスパルスのホームスタジアムであり、多くのサポーターや市民に支えられ育まれてきました。新しい愛称やネーミングライツパートナーについても、サポーターや市民の皆さんに親しまれるものでなければなりません。そのため、静岡市は共にホームタウンを推進するエスパルスと基本協定を結び、共同してネーミングライツ事業に取り組みます。
さて、もうすでにあちこちで運用されているネーミングライツなのだが、ちょっと“おや?”と思ったのは、Jリーグ発足時にあれだけ「チーム名に企業名は許さん!」と椅子男はじめリーグ側は言っていたし、実際そうなった。(これはこれで素晴らしいと私は思っている)
が、そのJリーグで使用されるスタジアムにはネーミングライツ販売によって企業名がつけられたスタジアムが数多くあり、“ホンマにこれでいいんかい?”と思ったりもする。
もちろん、アメリカはじめ欧州などでももう当たり前に「サッカークラブ名は街の名前、スタジアムは企業名」というところは多い。(韓国ではチーム名にも企業名が入っているね)
もちろん、スタジアムはJクラブの所有ではなく(ジョビロは自前みたいなもの)、所属する街、あるいは地域の自治体が所有する、いわば「税金で作られた公共施設を間借り」するような形で、これももちろん営利で使用するので利用料はそれなりに払ってはいるのだが、サッカーのホームゲームなんてJ1リーグで年間20試合ほどなので、維持管理には利用料だけでは足りない。
そこで、Jリーグの試合などで多く使われるスタジアムはマスコミのニュースや記事で名前が出ることも多いから企業の広告として使わせれば、つまりスタジアムの名前を広告として使ってもらっておカネをもらい維持管理費に充て少しでも税金を節約しようというのもこれは素晴らしいと思う。
ただ、やはり川淵椅子男とナベツネがやりあった当時を思い出すと、「チームの地域名はそっちのけでスタジアムが企業名になってしまう。じゃぁ当時の騒ぎは一体なんだったんだ?」とも思うし、「大宮対浦和、場所はNACKです」とかテレビで言われても“マイ・シャローナでも歌うんか~い!”とツッコミを入れたくなってしまうぐらい、名前を聞いてもそれがどこだかわかんないスタジアムが増えた。
どこだかわからないとなると本末転倒だけれど、今回は「日本平」は入れてくれという要項なので大丈夫かな。
まぁ、日本平については結局「鈴与」あたりに落ち着いちゃいそうな気がする。ほかにいいのはないかなぁ?清水、あるいは静岡に関連する企業だと何がいいかなぁ?・・と、思っているうちに気がついたのは、過去も現在も、旧工場から新工場に移ったとはいえ、その生産は全国の100%のシェアを占めるバンダイのあのプラモデルにちなんで・・
「バンダイ日本平ガンプラスタジアム」 (通称“ガンスタ”)
・・というのはどうだろうか?(オレがふざけているのがバレちゃうが) 呼びやすいし、わかりやすいし、旧工場は清水区にあったし、新工場は葵区にあり「静岡市」としても旧両市域に密着してる。「ガンダム」じゃなく「ガンプラ」なのがミソ。
最初は「タミヤスタジアム」がいいなぁと思ったがインパクトがあるのは“ガンスタ”だろう。「はごろもフーズスタジアム」もイマイチだし、「ドリプラスタジアム」だとプラザかスタジアムかもうわけわかんないし、Jリーグで使うからって「Jオイルミルズ」じゃこじつけみたいだし。
あと、要項をよくみるとどうやらパチンコ屋などはダメらしい。でもよかった「コンコルドスタジアム」にならなくて(県内テレビCM出稿量ではセキスイハイムに並び圧倒的なので、つまり広告費はたくさん持っているので可能性は大きいはずだった)。
“ガンスタ”にして、スタジアムの外観もガンダム風に改装すれば全国的話題になるし、パルちゃんもガンダム風パルちゃん、「ガンパル」という仲間を増やせばパルちゃんショーのバリエーションも増えるだろう。お、コレいいじゃない!
ちなみに、「日本平スタジアム」は愛称で、正式名称は「清水日本平運動公園球技場」です。あ、わかってますか、そうですか・・・・・・