アースと大日本除虫菊、電池式蚊取り器の特許めぐり訴訟
家庭用殺虫剤メーカー大手のアース製薬と、「キンチョウ」ブランドで知られる同業の大日本除虫菊が、電池式蚊取り器の特許をめぐって訴訟合戦を繰り広げている。02年から「電池でノーマット」を販売しているアースは23日、大日本が03年に発売した「蚊に効くカトリス」が特許権を侵害しているとして、製造販売の中止を求めて東京地裁に提訴した。
アースは「電池を使って虫よけの薬剤を気化、拡散させる発想とその数値が特許権侵害にあたる」と主張。7月上旬、大日本に文書で製造販売の中止を求めた。これに対して大日本は7月20日、「薬剤を詰めてあるカートリッジが回転する独自の機構を採用している」とし、特許権侵害がないことの確認を求めて提訴していた。
両社はこれまでに、液体電気蚊取り器でも特許権をめぐり法廷で争っていたが、アースの特許無効が昨年9月に確定している。
こういうのはねぇ。特許権がどちらかとかじゃなくて、「電池でノーマット」と「蚊に効くカトリス」をそれぞれ同じ条件の実験室に入れて、で、“どっちがたくさん蚊が落ちたか”の結果を教えてくれれば、「あとは市場が判断する」・・・んじゃないのかねぇ?消費者は特許権なんかどっちでもよくて、効き目がいいほうが欲しいんだけどね。