生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

ゆく正月に

2006-01-11 | 音楽・文学・美術・芸能

今シーズン初めて、東京東部が雪化粧した。
いつのまにか正月の匂いがしなくなってきたが、
公園の木には、いくつか凧が絡まったままだ。

正月といえば思い出すもの――
なんとなく部屋の隅の百人一首を紐解く。

小学校の頃、百人一首を一首覚えた人から、
給食を食べてよい
、という時期があった。
『平●教育委●会』さながらだ(笑)

百人一首の中で、特に印象的なのを3首紹介
(むろん、覚えた当所は意味などわかってませんでしたが
あとになって感動したもの)

55.滝の音は たえて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ
→滝の水音は聞こえなくなってしまったが、その名声だけは今も伝わっている。

"永遠"の存在を肯定か。

38.忘らるる 見をば思わず ちかひてし 人のいのちの 惜しくもあるかな
→(あなたに)忘れられる私はどうなっても構わない。それよりも
神に誓った愛を破ったあなたが、神罰で命を失うことがこわい。

これぞ純情?

84.ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
→長生きしたら、辛い今のことも懐かしく思い出すだろうか。
辛かった昔のことが、今は恋しいのと同じように。

思い出は、すべてきれいに見える。


ほかにも、今読むと感動する句がいくつもある。

平安時代と平成時代の文化には
似ているところがあると聞いたことがある。
意外に現代人の考えに通じるところもあるのかもしれない。

コメント (2)
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ぽつんといるだけなのに……

2006-01-11 | 雑記

……見られた方、いますか?
昼間、一時的にチョコの写真だけがここに載っていたのを(笑)。

実は、PCへ写真を送信しようとして、
間違えてブログにアップしてしまったのである。

きれいなチョコがあり、
しかも食べたらやたら美味しい!
咄嗟に写真撮を撮り、
あとで編集して何かに使おうと思ったら……


ということで、
一般には単独で存在しないものが、
単独で存在すると、妙な感じを与えることが多い。

いつだったか、荒野で
ラーメン屋の提灯だけが、ぽつんと
鈍い光を放っているのをみたことがある。
そう、屋台もなく、人もいない野原の真ん中にぽつんと――

忘れていったのか、置いといたのかわからないが、
あれでは"提灯オバケ"と間違えられても、
文句はいえまい(笑)

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