生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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極端すぎる冬

2006-01-15 | 天気・気象

14日、未明からの霧は、
午後になっても晴れず、どんどん濃度を増していく。
時間感覚が完全に麻痺しそうである。

夕方――

ここはまだましだったのだが、
突如、爆ぜるように雨脚が強まったところがある。
千葉県館山市付近。
1時間に110ミリ、というバケモノみたいな雨が降ったと推定されている。

台風・集中豪雨でもめったにない量だ。
落雷もかなりひどかったらしい。

(参)雨の強さの話→
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/meteolology0.htm

これがもし罷り間違って雪になっていたら……
と思うと、身の毛がよだつが、
今回のコンディションでは
雪になることはない。

というのは、
上空の温度は、先ごろの寒波の頃と比べると、
20℃くらい上がっている。
寒波が少し落ち着いてきたところを狙って、
季節外れの熱帯の風が吹き込んで豪雨になった、という状況だろう。

都心付近で寒い感じがしたのは、
南西の熱風が山にさえぎられたためで、
さえぎるもののない館山市では
気温がすごい勢いで上がり、17℃を超えていた。

尤も都心でも、きんきんに冷えていたのは地表だけで
上空では、春の嵐が吹き荒れていたと思う。


このまま春に向かうと思いきや、
高層天気図ではるか北を見れば
な~んかまた、見たくないものが……
今の段階では、詳細はわからないが。

コメント (5)
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