今回、私はどこの予報にも携わっていませんが、、
いち気象予報士として謝罪します。
申し訳ございませんでした!
今回、関東のほとんどの地域で雪にならなかった理由ですが、
原因としては、上空の気温が高かったことが一番です。
午前9時の上空約1500mの気温です。
館野(茨城県)の気温が0.0℃でした。
一般にこの温度だと、平野部は大雪どころか、みぞれも厳しい。
単純に考えて、プラスの空気中を
氷の粒が1500mも落下する間、融けないとは思えないだろう。
尤も、1500mより下層にとびきり強い寒気が溜まっていれば、
この程度の気温で大雪になった例はあるので油断はできないが。
そして、「スタートでかなり出遅れていた」のも大きかった。
今回の勝負は、『降水が始まった23日午前中から、
どこまで気温を下げることができるか』、がカギを握っていた。
昨日(23日)朝の段階で、気温が9℃もあったのだ。
これでは、かなり強い降水でもない限り、
0℃近くまで気温を下げるのは厳しかった。
降水が強まらなかったことも原因として挙げられる。
降水が強まると、上空から寒気を引きずり降ろすので、
急激に気温が下がることがある。
この現象が起こるときには、
大気の状態が不安定になることがあり、しばしば雷が鳴ります。
今回の事例は、「雪予報だったのに雨だった」例として、
非常に良い例といえるかもしれません。
※【動画版】もあわせてよろしくお願いいたします。
https://www.youtube.com/watch?v=B_IqFoN0Oj4