「ダメ人間」と「危険人間」
これら2種は明確に区別すべきだ、そう思うことが多い。
ダメ人間とは、おおよそ、
ニート、恋愛ニート、勉強・仕事ができない・しない、無気力、
コミュニケーション力がない……そんな感じの人々だ。
一方、危険人間とは、
いじめっ子、社畜、爆音バイクで走る人、ポイ捨てをする人、
そして、ほとんどの刑事事件の犯人たちのことだ。
最近の、特に日本では、危険人間に異様に甘く、
ダメ人間に恐ろしく厳しくなってきている気がする。
「努力が足りない」、「甘えるな」
「社会は厳しいんだ」の大合唱がその典型例と言えるだろう。
だが、本来はその逆であるべきだと思うのだ。
危険人間に厳しく、ダメ人間に寛容に……。
だから刑法をもっともっと厳しくしようという意見には賛成。
某ライトノベルのヒロインの言葉を借りれば、
「悪人に人権はない!」である。
悪人とは当然、ダメ人間ではなく、危険人間のことである。
海外では、不法投棄だけで死刑判決もありうるようだが、
そういう厳しさは評価できると思う。
一方、韓国の旅客船セウォル号沈没事故(2014年4月)において、
先日、職務放棄して自分だけ逃げた船長に死刑判決が下された。
これは、個人的には気の毒だと思う。
船長の行動は、危険人間としての行動ではなく、
ダメ人間としての要素が強いと感じるからだ。
精神的に弱くなったとき、誰しもダメ人間になってしまうリスクがある。
だからこそ、危険人間に厳しくする代わりに、
ダメ人間には、いつでも何度でも立ち直るチャンスが与えられるべきだと思う
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